連日のように激闘が繰り広げられているカタール・ワールドカップ(W杯)。この至高の舞台で才能豊かな24歳が見せた“パフォーマンス”は、予期せぬ批判の対象となった。
事の発端となったのは、現地時間11月24日、カタールW杯のグループステージ初戦、韓国代表とウルグアイ代表の一戦でのワンシーンだ。
互いに相手の堅守を攻めあぐねてスコアレスドローに終わったこの試合は、随所で激しい肉弾戦が展開された。そのなかで、ウルグアイ代表のフェデリコ・バルベルデは攻守の両局面でアグレッシブにプレー。後半には足を攣りながらも、身体を張り続け、チームを鼓舞し続けた。
そんな24歳が批判の対象となったのが後半アディショナルタイムの守備だ。ショートカウンターから突破を試みた相手MFイ・ガンインを、横からのハードタックルでストップ。直後には己とチームメイトたちを奮い立たせるようにガッツポーズをしてみせた。
ただ、渾身のタックルがファウルすれすれであったために黙っていなかったのが、韓国メディアだ。
日刊紙『朝鮮日報』は「ラフタックル後にアッパーカットの振る舞い。やったのは5年前の『つり目』を見せた選手だった」と銘打った記事を掲載。バルベルデが5年前に韓国で行なわれたU-20ワールドカップでゴールを決めた際に、アジア人蔑称とされる両目の端を引っ張る「つり目」パフォーマンスを見せていた過去を引き合いに出し、次のようにレポートした。
「イチかバチかのタックルを繰り出したバルベルデは、まだピッチに倒れているイ・ガンインに向かって激しいジェスチャーを見せた。2017年に韓国で人種差別的な振る舞いを見せた彼が、またも不可思議なパフォーマンスを見せたのである」
さらに韓国メディア『MT』も「バルベルデは過去にアジア人を卑下するジェスチャーを見せて物議を醸した過去がある」と糾弾。そのうえで、「今回の行動はそうでなかったにしても、非紳士的なのは明らかだ」と断じた。
もっとも、バルベルデは5年前の一件に対しては自身のSNSで「個人的な友人に対するジェスチャーで、差別的な意図はなかった。申し訳ございません」と謝罪済み。さらに今回のパフォーマンスに対してイ・ガンインは「試合中はどんなことでも起こり得る。なにも気にしない」と意に介してはいない。ゆえに韓国メディアの反応は、過剰なように思えるが……。
構成●THE DIGEST編集部
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互いに相手の堅守を攻めあぐねてスコアレスドローに終わったこの試合は、随所で激しい肉弾戦が展開された。そのなかで、ウルグアイ代表のフェデリコ・バルベルデは攻守の両局面でアグレッシブにプレー。後半には足を攣りながらも、身体を張り続け、チームを鼓舞し続けた。
そんな24歳が批判の対象となったのが後半アディショナルタイムの守備だ。ショートカウンターから突破を試みた相手MFイ・ガンインを、横からのハードタックルでストップ。直後には己とチームメイトたちを奮い立たせるようにガッツポーズをしてみせた。
ただ、渾身のタックルがファウルすれすれであったために黙っていなかったのが、韓国メディアだ。
日刊紙『朝鮮日報』は「ラフタックル後にアッパーカットの振る舞い。やったのは5年前の『つり目』を見せた選手だった」と銘打った記事を掲載。バルベルデが5年前に韓国で行なわれたU-20ワールドカップでゴールを決めた際に、アジア人蔑称とされる両目の端を引っ張る「つり目」パフォーマンスを見せていた過去を引き合いに出し、次のようにレポートした。
「イチかバチかのタックルを繰り出したバルベルデは、まだピッチに倒れているイ・ガンインに向かって激しいジェスチャーを見せた。2017年に韓国で人種差別的な振る舞いを見せた彼が、またも不可思議なパフォーマンスを見せたのである」
さらに韓国メディア『MT』も「バルベルデは過去にアジア人を卑下するジェスチャーを見せて物議を醸した過去がある」と糾弾。そのうえで、「今回の行動はそうでなかったにしても、非紳士的なのは明らかだ」と断じた。
もっとも、バルベルデは5年前の一件に対しては自身のSNSで「個人的な友人に対するジェスチャーで、差別的な意図はなかった。申し訳ございません」と謝罪済み。さらに今回のパフォーマンスに対してイ・ガンインは「試合中はどんなことでも起こり得る。なにも気にしない」と意に介してはいない。ゆえに韓国メディアの反応は、過剰なように思えるが……。
構成●THE DIGEST編集部
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