カタール・ワールドカップ（W杯）で、日本人が見せた素晴らしい行動に感化される人が世界に増えているようだ。

　事の発端となっているのは、カタール対エクアドルの開幕戦後だ。森保ジャパンの一戦ではなかったものの、スタジアムに集った日本人サポーターたちがペットボトルや食べ物のゴミを収集。その姿がYouTubeやSNSを介して世界中に広まると、たちまち賞賛を浴びた。
【動画】ゴミ拾いをするサウジサポーターの姿をチェック

　この善行は多くの人の心を揺さぶったのだろう。現地時間11月22日には、FIFAランキング３位のアルゼンチンに2-１と大金星をあげたサウジアラビアのファンも日本人に倣った。格上を破った結果からファンは歓喜に沸き、そのまま会場を後にした人もいた。だが、一部のファンは黒い袋を手にスタンドに残されたゴミを回収したのである。
  　その様子をカタールの起業家であり、作家でもあるモハメッド・ハッサン・アル・ジェフェアリ氏が自身のTwitterで「昨日のサウジアラビア戦の後、サウジのファンはボランティアでスタジアムの清掃を手伝っていた」と投稿。さらに「そう、日本人だけではないんだ」と称えた。

　サッカーを通して、日本の良き文化が世界に広がりを見せるカタールW杯。各国のハイパフォーマンスで盛り上がりを見せる今大会だが、こういったサポーターの姿勢にも注目したいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】日本サポーターの清掃行動に止まぬ賛辞！ 英紙は「彼らは人類の救い」と動画を拡散「カタールの人々も衝撃を受けた」【W杯】

【関連記事】「なんという精神だろうか」日本人サポの“ゴミ集め”に英米メディアも称賛！他国に「我々も変わるべきだ」と訴え

【関連記事】水道から茶色の水が！ 物議を醸すカタールW杯の宿泊施設に非難殺到。予約をキャンセルする利用者も「耐えられない」