カタール・ワールドカップ（W杯）グループステージ（GS）第２戦で黒星を喫した日本代表。現地時間12月１日に、2010年南ア大会優勝国のスペインと激突するサムライブルーは、負ければGS敗退が決まる。決勝トーナメント進出が懸かるスペイン戦は文字通り、“絶対に負けられない戦い”となった。

　現地カタールには元日本代表のプレーヤーたちがW杯解説のため続々と集結している。W杯の興奮や魅力、最新情報などを現場から発信している毎日だが、そのなかの一人である元日本代表の内田篤人さんが28日に自身のツイッターを更新。「昨日は本当に悔しい敗戦。スペイン戦に全てをぶつけて決勝トーナメント進出を！」と、日本代表のエールとともに、この日は“恩師”と思わぬ再会を果たし、喜びを綴っている。
【画像】ザックJAPANが再び集結！内田篤人とザッケローニ元監督の２ショットをチェック

　内田さんは27日、コスタリカに0-1で敗戦した森保ジャパンに奮起を促すメッセージを綴った。それとともに、「スタジアムでは嬉しい再会もありました」と意外な人物との再会を報告した。それは、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏。久々の再会を果たした二人は抱き合い喜びを享受。内田さんはザッケローニ氏との２ショット写真を投稿した。
  　ザッケローニ氏はイタリアのACミランやユベントス、インテルといった名門クラブで指揮を執り、セリエＡ優勝も果たしたイタリア屈指の名将。2010年８月から日本代表監督に就任し、約４年にわたって指揮を執った。

　在任中は内田さんをはじめ長谷部誠、本田圭佑、香川真司、岡崎慎司などを擁し2011年アジアカップを優勝。2013年コンフェデレーションズ杯では母国イタリアを相手に３-４の壮絶な打ち合いを演じ、欧州の強豪国と互角以上に渡り合った。2014年ブラジルＷ杯では、“史上最強メンバー”と期待されたなかで挑んだが、白星を挙げられずGS敗退に終わった。

　今大会、ザッケローニ氏は国際サッカー連盟（FIFA）の技術分析班のメンバーとしてW杯に参加している。その仕事中に、スタジアムで内田氏と再会を果たしたようだ。久々の対面を果たし柔和な表情でカメラに収まった二人からは、その関係の深さが窺える。

　内田氏とザッケローニ氏が実現できなかったGS突破を、いまの日本代表は乗り越えられるだろうか。二人が見守る前で、日本は現地12月１日に無敵艦隊スペインに挑む。

構成●THE DIGEST編集部

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