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「代表キャリア続行が後押しする」モドリッチの日本行きの報にスペインの反応、そして可能性は?「マドリーとの絆は深い」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.04

老いてなお意気軒昂と言った様子のモドリッチ。この圧倒的な存在感を放つ37歳の超人が日本へやって来る日は訪れるのだろうか。(C)Getty Images

 カタール・ワールドカップはいよいよ決勝トーナメントに突入。日本代表は現地時間12月5日に前回大会で準優勝のクロアチア代表とベスト8入りを懸けて対戦する。

 多くのタレントを擁するクロアチアの中で、最も警戒すべき選手のひとりが、37歳ながらチームの司令塔として多彩な活躍を見せるルカ・モドリッチだ。日本にとっては彼をいかに抑えるかが、勝利を飾るうえでの鍵を握ると言えるだろう。
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 このように、キーマンとして脚光を浴びるモドリッチだが、所属するレアル・マドリーでは契約が2023年夏までとなっているため、去就にも注目が集まっている。そして、スペインのメディア『Diario gol』は、マドリーがこの大ベテランMFとの契約更新を狙っているものの、その交渉を阻害する「モドリッチの新たな関心」が生じた可能性があると報じている。

 その情報源は、日本のスポニチ・アネックスによる「モドリッチが日本でプレーする考えに魅了され、すでに幾つかのクラブとコンタクトを取っている」という報道だ。『Diario gol』は「全てはマドリーとの契約更新に向けて進んでおり、彼がこのクラブでキャリアを全うすることを示していると思われた。だが、今ではそれがうまくいかない可能性がある」と記した。
 
 もっとも、マドリーは来夏にMFを2人補強するという計画を進行中と報じられている。そして、そのプランはモドリッチ、トニ・クロースの退団に備えたものだとされている。

 米スポーツ専門サイト『Sports Keeda』は、モドリッチの後任候補として、ドルトムントのジュード・ベリンガム、ベンフィカのエンソ・フェルナンデス、レスターのユーリ・ティーレマンス、ラツィオのセルイゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、レンヌのロブロ・マイェルと、具体的に5人の選手の名前を挙げている。

 ただ、この件については他の現地メディアは現時点でほとんど反応していない。逆に『OK DIARIO』は、「37歳のMFは依然としてフィジカルと技術の両方で高いレベルを誇っている。彼はクロアチア代表としてEURO2024の出場を狙う場合、トップレベルを保つ必要があり、サンチャゴ・ベルナベウでのプレー続行を考えるだろう」と報道。マドリーの専門サイト『BERNABEU DIGITAL』も「クラブとモドリッチの絆は強く、選手以外の面でも厚い信頼を寄せている」として、引退後も彼がマドリーに留まり続けると予想した。
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