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メッシの“バカ野郎発言”が波紋! 蘭紙は「泣き虫の小心者」と嘆き、英記者は「ロナウドだったら物議を醸した」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.11

激しい攻防戦を演じたアルゼンチンとオランダ。そのなかでメッシ(10番)が放った発言には批判も相次いだ。(C)Getty Images

 アルゼンチンを牽引する天才リオネル・メッシの放った一言が波紋を広げている。

 事の発端となったのは、現地時間12月9日に行なわれたカタール・ワールドカップの準々決勝でオランダを破った直後の一幕だ。
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 PK戦にもつれ込んだ死闘を戦い終えたアルゼンチンの大黒柱は、険しい顔つきで取材エリアに登場。そして母国のスポーツ専門局『Tyc Sports』のインタビュアーから質問を投げかけられた瞬間に、あさっての方向に目線を向け、「何見てんだよ、バカ野郎。どっか行けよ!」と声を荒げたのだ。

 後に原因がオランダ代表FWのヴォウト・ヴェフホルストにあり、メッシが試合中から挑発を受けていた事実が明らかになる。だが、サッカー界でも有数の発言力を持つ稀代のスーパースターが放った"暴言"は小さくない物議を醸した。
 
 無論、メッシを擁護する声も少なくはなかった。しかし、ネガティブな指摘も相次いだ。英国人ジャーナリストで、今年11月にクリスティアーノ・ロナウドが、マンチェスター・ユナイテッドを退団するキッカケとなったインタビューを行なったピアース・モーガン氏は自身のツイッターで「リオネル・メッシは審判を罵倒し、相手監督を罵倒し、相手選手の一人も罵倒した。これをロナウドがやったらもう少し物議を醸すと思うね」と投稿した。

 さらにオランダの日刊紙『Algemeen Dagblad』は「メッシの振る舞いは非常に迷惑で、偉大さに似合わない」と糾弾。さらにロッテルダムに拠点を構える大手紙『Het Parool』は「彼は自分が落ちこぼれで、泣き虫の小心者だと晒した」と嘆いた。

「彼は審判の目の前でハンドを犯して、オランダの攻撃を食い止めた。全世界がその"神の手"を見ていたんだ。それでも思い通りにいかないとなると駄々をこねて甘える子どもだ。酷すぎる。もう王道もなにもあったもんじゃない。マラドーナも首を横に振るだろう」

 試合後に「好きじゃなかった。あれはサッカーの一部じゃない」とオランダ陣営とのやり取りへの不満をぶつけたメッシ。そんな10番の振る舞いに対する批判の声はしばらく続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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