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海外サッカー

涙とともに姿を消したC・ロナウド。世界で話題となった“最後”に韓国紙は「不要な議論をもたらした」と指摘【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.11

唇をかみしめながらピッチを去ったC・ロナウド。天才が大舞台で見せた悲痛な表情は世界中で話題となった。(C)Getty Images

唇をかみしめながらピッチを去ったC・ロナウド。天才が大舞台で見せた悲痛な表情は世界中で話題となった。(C)Getty Images

 ポルトガル・サッカー界の英雄は、涙とともに去った。現地時間12月10日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、モロッコと対戦したポルトガルは0-1で敗戦。ベスト8で敗退した。

 モロッコがアフリカ勢史上初のW杯ベスト4進出を果たした瞬間、ポルトガルの大エースであるクリスティアーノ・ロナウドは、険しい表情を浮かべながら足早にピッチから去った。

 決勝トーナメント1回戦のスイス戦に続いてベンチスタートとなった背番号7は、チームが1点を追っていた51分にようやく登場する。しかし、途中出場で試合に入り切れなかったせいか容易に周囲とかみ合わず……。後半アディショナルタイムにようやく訪れた敵エリア内でのビッグチャンスも、敵守護神ボノの好守に阻まれてしまった。

 試合終了後には、仲間を慰めることなく向かったロッカールームへと繋がる通路で大粒の涙を流したC・ロナウド。そんな37歳の悲痛な姿は、各国メディアでも大きくクローズアップされた。
 
 今大会のグループステージでポルトガルと同居した韓国の日刊紙『朝鮮日報』は、「涙のロナウド。最初から最後まで物足りなさだけが残った」と銘打った特集記事を掲載。C・ロナウドが大会前から心身ともに万全ではなかったと指摘した。

 開幕直前の11月13日に所属していたマンチェスター・ユナイテッドへの不満をメディアでぶちまけた影響から契約解消に至っていたC・ロナウド。そんな稀代のスターについて同紙は、「大会前から幾度となくチームに不要な議論をもたらした」と指摘。そのうえでポルトガルが後半アディショナルタイムの失点で敗れた韓国戦を含めたパフォーマンスを手厳しく総評した。

「絶対的な決定機を逃すなど、彼の競争力は明らかに落ちていた。ベンチメンバーとなった決勝トーナメントに入っても、彼は沈黙し続けた。そしてポルトガルを敗退の危機から救えず、結局は涙を流しながら競技場を去ることになった」

 来年2月には38歳となるC・ロナウド。大会前には「優勝したら100%引退する」「人生のために何かを計画することもある。何度も言っているけど、人生はダイナミックで、何が起こるかは分からない」と語っていたカリスマは、このまま代表から去るのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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