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海外サッカー

「彼をベンチに置いて勝てるわけない!」敗退を号泣したC・ロナウドを伝説戦士フィーゴが擁護「責任は監督に」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.11

ベンチで戦況を見つめるC・ロナウド。その表情からは不満が滲み出ていた。(C)Getty Images

ベンチで戦況を見つめるC・ロナウド。その表情からは不満が滲み出ていた。(C)Getty Images

 衝撃的なアップセットとなった。現地時間12月10日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でポルトガルがモロッコに敗れたのである。
【動画】衝撃の敗戦に号泣。C・ロナウドが涙したシーンをチェック

 超一流のスターも揃えた精鋭軍団の前に立ちはだかった堅牢は最後まで崩れなかった。

 42分にユーセフ=エン・ネシリの豪快なヘディング弾で先手と取られたポルトガルは、1点を追った51分にベンチスタートとさせていたクリスティアーノ・ロナウドを投入。攻勢を強めたが、GKボノを中心としたモロッコ守備陣は堅く、最後までゴールをこじ開けられなかった。

 試合後、アフリカ勢初のW杯ベスト4に進出を果たしたモロッコの快進撃以上に、各国メディアでクローズアップされたのは、C・ロナウドの起用法だった。

 決勝トーナメント1回戦に続いて2試合連続でベンチスタートとなったクラッキは、試合に入り切れずに精彩を欠き、本領を発揮できず。試合終了直後には仲間を慰めにいかずに、駆け足でピッチを去ると、ロッカールームへと向かう通路で号泣。これが国際映像の中継カメラに映し出され、小さくない衝撃が広まったのだ。
 
 もっとも、背番号7を先発させなかったために批判を受けたフェルナンド・サントス監督は「後悔などはしていない。実際、スイス戦での我々は上手くやっていたからね。私は彼が本当に必要だというタイミングで使ったんだ」と、C・ロナウドをベンチに置く“一大決心”の正当性を主張した。

 だが、これにポルトガル・サッカー界が誇るレジェンドが黙っていなかった。かつてバルセロナやレアル・マドリーでも異彩を放ったルイス・フィーゴ氏は、イタリア紙『La Republica』など複数メディアの取材に、「ロナウドをベンチに置いてワールドカップなんか勝てるわけがない」と断言。そのうえで、「敗退の責任は首脳陣と指揮官」にあると、サントス監督を真っ向から否定したのだ。

「ロナウドをベンチに置いてスイスに勝った? たしかにあれは素晴らしい成果だった。でも、毎試合あれができるわけじゃない。ロナウドを外したのは完全に間違えだと思うし、敗退の責任は監督たちにある。彼だけじゃない」

 はたして、来年2月で38歳となるC・ロナウドは、負けたまま代表チームから去ってしまうのか――。今度の動向は大いに注目されそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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