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ベンチ要員化は「絶対ありえない」。失意のC・ロナウドへの批判にアルゼンチン人記者が憤怒!「彼は悪人に囲まれた」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.12

寂しげな表情を浮かべながらピッチを去ったC・ロナウド。37歳で迎えたワールドカップで彼は本領を発揮できなかった。(C)Getty Images

 ポルトガルが誇る英雄は、涙とともにワールドカップ(W杯)から去った。

 現地時間12月10日に開催されたカタールW杯の準々決勝で、ポルトガルはモロッコと対戦して0-1で敗戦。まさかの2試合連続ベンチスタートとなったクリスティアーノ・ロナウドは51分からピッチに立ったが、眼前に立ちはだかった堅牢をこじ開けられず。試合終了後には、大粒の涙を流しながらロッカールームへと姿を消した。

 もっとも、37歳の大スターには大会を通して批判も少なくなかった。W杯の開幕直前にマンチェスター・ユナイテッドとの契約解除をしていたC・ロナウドはコンディションが万全ではなく、「さすが大エース」と呼べるだけの働きを見せられなかったからだ。

 しかし、偉才に対する批判に対しては一部の識者から懐疑的な声も上がった。アルゼンチン人ジャーナリストのマルティン・リベルマン氏は「私はフェルナンド・サントスが物忘れが激しいだけでなく、野蛮な采配を振るったと言いに来た」と自身のツイッターに投稿。そのうえで、最終的にベンチ要員となったC・ロナウドの起用法について「絶対にありえない」と断言した。

「おそらく監督は毎日がカーニバルだとでも思っていたのだろう。もしも、CR7を入れていれば、ゲームは大きく変わっていたはずだ」

「クリスティアーノは間違いなくサッカー界で一時代を築いた。監督はそんな彼をベンチに置いておくという素晴らしいアイデアを採用したんだ。彼はポルトガルの歴史上最高の選手であり、母国を別の次元に引き上げた男だ。これほどの選手が受けるべき扱いではなかった」
 

 C・ロナウドではなくフェルナンド・サントス監督の采配を批判したリベルマン氏。彼は続けざまに、こう記している。

「彼は悪人に囲まれたナンバー1。世界最高と自分が『同等だ』と思っている彼の靴ひもを結べない男たちに、自分が全てと考えた監督。惨めさと嫉妬に満ちていた」

 なお、失意の敗退から一夜が明けて自身のインスタグラムを更新したC・ロナウドは「残念ながら、昨日夢は終わった。感情的になっても価値はない。皆さんに知ってもらいたいのは、多くのことが語られ、書かれ、憶測が飛んだが、ポルトガルへの献身は一瞬たりとも変わらなかった」と記した。数多の偉業を残してきた偉才は、批判を受けながら代表から退くことになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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