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新旧スーパースターが攻撃スタッツで白熱の首位争い! メッシとエムバペは決勝の舞台で対峙できるか!?【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.13

新旧のスーパースターが決勝で相まみえるのか。準決勝の行方に注目だ。(C) Getty Images

 カタール・ワールドカップは全64試合中の60試合が終わり、現地時間12月13日からは準決勝が行なわれる。

 今大会は過去最多となる26選手の登録が許され、計832人(もちろんこれも過去最多)の選ばれし戦士たちがカタールに集い、その技を披露して競い合ってきたが、その中で最も勝利やチームに貢献した、優れた選手が誰なのかは、大会中から各国メディアによって検証されてきている。

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 米国の大手放送局『NBC』のスポーツサイトは、定期的に選手のランキングを上位25位まで発表。これは、ラウンド毎に選手のプレーを様々な見地から評価したもので、当然ながら大会中に変動していく。最新(12月11日付)のトップ10は以下の通り(「+」はランクアップ、「-」はランクダウン、「初」は25位以下からのランクアップ)。

1位:リオネル・メッシ(アルゼンチン/+1)
2位:キリアン・エムバペ(フランス/-1)
3位:ソフィアン・アムラバト(モロッコ/初)
4位:アントワーヌ・グリーズマン(フランス/+2)
5位:ハキム・ジイェフ(モロッコ/+9)
6位:ハリー・ケイン(イングランド/+2)
7位:ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル/-3)
8位:オリビエ・ジルー(フランス/+2)
9位:ブカヨ・サカ(イングランド/初)
10位:ボノ(モロッコ/初)

 目立つのは、アフリカ勢史上初のベスト4入りを果たしたモロッコから3選手が大幅なランクアップを果たしたこと。これにより、大会序盤からトップ10に名を連ねていたヴォイチェフ・シュチェスニー(ポーランド)やカゼミーロ(ブラジル)が、ともに8ランクダウンで陥落することとなった。

 そして、首位はスーパースターのメッシ。エムバペと順位が入れ替わったのは、準々決勝の両選手のパフォーマンスを振り返れば、納得のいく話である。前者は鮮やかなスルーパスでアルゼンチンの先制点を生み出し、自らPKで追加点も挙げ、PK戦では1人目で相手GKの逆を突くシュートを成功させ、チームを勢いづけた。対して後者は、イングランドの徹底マークにより、そのスタッツは今大会出場4試合の中では最低のものに終わっている。

 ただ、大会の目玉選手でもある年齢差12歳の2人の天才は今大会、ともにここまで傑出した働きぶりでチームの勝ち上がりに貢献している点で共通している。英国のサッカー専門サイト『Football365.com』は、ゴールに関連する様々なランキングを発表しているが、得点数ではエムバペが5点、メッシが4点で1、2位を占めており、シュート数でもトップの22本で並んでいる(枠内シュートの本数はエムバペが10本、メッシが9本)。
 
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フランスはチームとしての攻撃が機能。アルゼンチンは“メッシのチーム”が前面に