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海外サッカー

クロアチアの超逸材CBを翻弄したメッシ。異彩を放った10番の華麗なドリブルに識者も唸る!「神のようである」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.14

グバルディオル(右)のタイトなマークにも屈しなかったメッシ(左)。そのドリブルテクニックに会場も沸いた。(C)Getty Images

グバルディオル(右)のタイトなマークにも屈しなかったメッシ(左)。そのドリブルテクニックに会場も沸いた。(C)Getty Images

 リオネル・メッシの偉才ぶりを物語るプレーだった。

 世界を唸らせたのは、現地時間12月13日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)準決勝のクロアチア戦で、アルゼンチン代表のエースが見せたアシストだ。

 自身のPKによる先制点もあってチームが2点をリードしていた69分、右サイドを持ち上がったメッシは、徐々にスピードを加速させていく。そこに「これ以上はやらせない」とばかりに眼前に立ちはだかったのは、185センチのヨシュコ・グバルディオルだった。

 しかし、メガクラブの垂涎の的となっている逸材CBを前にしても、百戦錬磨の10番は冷静だった。小刻みなステップと鋭いターンで、弱冠二十歳の若手CBを後手に回すと、一気に敵エリア内に侵入。最後はゴール前でフリーとなっていたフリアン・アルバレスに絶妙なラストパスを供給。見事にダメ押し点を演出したのである。
 
 今大会に声価を高めた逸材を翻弄し続けたメッシ。圧巻のドリブルを目の当たりにした識者たちも驚きを隠さない。米スポーツ専門局『ESPN』のメキシコ人記者であるダビド・ファイテルソン氏は自身のツイッターに、次のように率直な感想を漏らしている。

「いやぁ、なんという選手だろうか。彼は誰よりも印象的で、魔法のようで、神のようでもある。本当にペレとマラドーナでしか匹敵しない」

 3-0で快勝した試合後にアルゼンチンのスポーツ専門局『Tyc Sports』のフラッシュインタビューに応じたメッシは「色んな事が頭をよぎる。本当に興奮するよ。僕らはこのワールドカップを通して凄まじい経験をしている」と興奮気味に吐露。そして、「僕らは最後の試合に勝つ。それが望み続けてきたことだ」と言い切った。

 今大会は初戦のサウジアラビア戦でよもやの黒星スタートを切ったアルゼンチン。それでも「進むためには僕たちはこれまで以上に団結しなければならない」と語っていチームをまとめてきたメッシ。はたして、35歳になる天才は、そのキャリアで唯一手にできていないタイトルを手にできるのか。運命の決勝は、12月18(現地時間)に幕が開ける。

構成●THE DIGEST編集部

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