第2次森保ジャパンの発足に、海外メディアも大いに注目しているようだ。
12月28日、日本サッカー協会はカタール・ワールドカップ(W杯)で指揮を執った森保一監督の続投を正式発表した。すでに森保監督と契約延長で基本合意し、近日中に契約書を交わす。推定年俸2億円の2年契約になる見通しで、2026年に米国、カナダ、メキシコで共同開催されるW杯までの契約延長が基本線となる見込み。注目されていたW杯後の後任監督の問題に決着がつき、第2次森保ジャパンがスタートを切る。
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アルゼンチンの36年ぶり3度目の優勝で幕を閉じたカタールW杯。森保ジャパンの快進撃は日本国内だけでなく、海外のフットボール関係者も興奮させた。
日本はW杯優勝国のドイツ、スペインとグループステージで対戦し、ともに2-1で逆転勝利を収め、グループ首位通過。決勝トーナメント1回戦では、のちに大会3位となるクロアチアと対戦するも120分の激闘の末、最後はPK戦で涙を飲みベスト16で敗退した。目標としていた8強入りは叶わなかったが、ジャイアントキリングを連発した森保ジャパンの奮闘に海外メディアの見識者から多くの賛辞が相次いだ。
森保監督の手腕は海外でも注目され、28日の続投発表を複数の海外メディアも報じている。米放送局『Fox Sports』は「ハジメ・モリヤスが2026年まで日本代表監督に就任。メキシコまで新しい景色を見ることができる」と伝え、日本代表史上初めてW杯を2度率いることを目指す森保監督の続投発表を次のように記している。
「モリヤス監督は、前回のワールドカップでドイツ、コスタリカとともにスペインと同じグループで戦い、日本をベスト16に導いた。クロアチアに敗れたが、この好成績により、モリヤス監督は日本代表監督として初めてワールドカップ後に留任することになる」
中国国営テレビ局の国際ニュース放送『CGTN』は、森保監督の記者会見のコメントを引用しながら、代表監督留任について好意的な意見を述べている。
「54歳のモリヤスは、ワールドカップ後に留まる最初のコーチになった。新契約は“次のワールドカップまで”と日本サッカー協会会長のコウゾウ・タジマは述べ、彼を『日本サッカーの国際的地位を高めた』と称賛した」
「モリヤスは代表監督の職務について、『日本人であることに誇りを持って、世界の舞台で戦えるチャンスを与えてくれる仕事です。だから私はその申し出を受け入れることに決めました』と言った。日本はジェットコースターのようなパフォーマンスをした後、彼の将来についての憶測があったが、ドイツとスペインに対して見事な勝利を収めた彼を指名した」
W杯で確かな手腕を発揮した森保監督。2026年W杯に向け、第2次森保ジャパンではどんなストーリーを描くのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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