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日本代表

「日本は迷いなく成長している」韓国紙がW杯で快進撃を見せた森保ジャパンと母国代表を比較「我々とは次元が違う」

THE DIGEST編集部

2022.12.21

ともに決勝トーナメント進出を果たした日本と韓国。しかし、後者の国内では、母国代表に対する悲観的な声が広まっているようだ。(C)Getty Images

ともに決勝トーナメント進出を果たした日本と韓国。しかし、後者の国内では、母国代表に対する悲観的な声が広まっているようだ。(C)Getty Images

 アジア勢の躍進が目立った大会となった。去る12月18日に行なわれた決勝で、フランス代表を破ったアルゼンチン代表が36年ぶりの戴冠を果たしたカタール・ワールドカップ(W杯)である。

 初の中東開催となった今大会でアジア勢は史上最多となる3か国(日本、韓国、オーストラリア)が決勝トーナメントに進出。とりわけドイツ代表とスペイン代表を逆転で撃破した日本代表は、W杯を彩る意味でも小さくない話題を提供した。

 そうしたなかで、決勝トーナメント進出を果たした自国サッカー界の現状を憂いているのが韓国だ。日刊紙『朝鮮日報』は「最後は『傷』だけが残った」と指摘している。

 もっとも、勝負強さを見せたと言える。グループリーグの最終節で後半アディショナルタイムの劇的な勝ち越し弾でポルトガル代表を撃破した韓国は、下馬評を覆して2大会ぶりに決勝トーナメント進出を果たしていたのである。
 
 しかし、同紙はラウンド・オブ16でブラジル代表に1-4と力負けを喫した母国代表を「体力と実力の限界を露呈した」とバッサリ。そして、「韓国サッカーはふたたび、はじめから設計しなければならない。すでに努力の結晶は砕け散っている」と、大会後にパウロ・ベント監督が退任した影響に懸念を示した。

 また、同紙は「最も羨ましかった国は日本だ」と強調。森保ジャパンも同じ決勝トーナメント1回戦で敗れているが、「開幕前にはベスト8進出の目標を笑われていた森保一監督は、グループリーグから徹底的にチームを管理。大会初戦のドイツ戦から異なる戦法やシステムを用いた。惜しくもクロアチア戦ではPK戦の末に涙を流したが、準々決勝よりも先の戦いにも対応できる戦術や体力があった」として、“隣国”の飛躍に熱視線を注いだ。

「4年後のワールドカップでは、ベスト8を現実的な目標とし、ベスト4ですら夢ではないと言えるだけの組織力を彼らは構築した。日本サッカーは迷いなく成長を続けているのだ。グループリーグだけにすべての力を注ぎ込み、ラウンド・オブ16で限界を見せてしまった我々とは次元が違う。緻密で洗練されていた日本サッカーの差は広がっている」

 絶対的エースであるソン・フンミンと筆頭に、欧州サッカー界でも実力を示しているタレントはいる。それだけに韓国がこの先の4年間でどう変わるかは興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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