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海外サッカー

「異常な形の“離婚”」サウジ電撃挑戦のC・ロナウド、激動の1年を英紙が酷評「衝撃的なインタビューによって破滅した」

THE DIGEST編集部

2022.12.31

マンチェスター・Uとの蜜月の関係を断ち切ったC・ロナウド。その振る舞いはさまざまな批判を浴びた。(C)Getty Images

マンチェスター・Uとの蜜月の関係を断ち切ったC・ロナウド。その振る舞いはさまざまな批判を浴びた。(C)Getty Images

 2022年も終わりを迎える。今年も各スポーツ界でさまざまな出来事があったが、“最後の最後”まで話題性に事欠かなかったのは、ポルトガル代表FWのクリスティアーノ・ロナウドだ。
【動画】試合が終わる前にひとりでフィールドを去るC・ロナウド

 現地時間12月31日には、サウジアラビア1部の名門アル・ナスルへの電撃移籍が決定したC・ロナウド。22年の彼を語るうえで、やはり最大のトピックとなったのは、マンチェスター・ユナイテッド退団だろう。

 昨年8月に12年ぶりのレッドデビルズ(マンチェスター・Uの愛称)復帰を果たしていた37歳のスーパースターだったが、出場機会が限られていた今年11月に親交の深かった英識者のピアース・モーガン氏とのインタビューに登場。そこでマンチェスター・Uの幹部とエリク・テン・ハーフ監督を「僕は裏切られた」と批判。次のように辛辣な言葉を並べたのだ。

「監督だけではない。クラブ上層部の何人かが僕を押し出そうとした。裏切られた気分だ」

「(エリク・テン・ハーフ監督に対して)彼は僕をリスペクトしていない。だから、僕も彼をリスペクトはしない。敬意を示されなければ、その人間をリスペクトすることはない」
 
 一連の発言が、すでに軋轢が生じていたクラブとの関係性を悪化させたのは言うまでもない。11月に双方合意の上でマンチェスター・Uとの契約解除に至ったC・ロナウドは無所属に。これによってコンディションを低下させ、迎えた自身5度目のワールドカップでもチームを勝利に導けず、涙とともに大会を去った。

 そんなポルトガルが誇る英雄の1年を辛辣に取り上げるメディアは少なくない。英紙『Daily Mail』は「2022年のスポーツ界における一大スキャンダル」と銘打った特集記事を掲載。C・ロナウドの騒動について「異常な形での“離婚”だった」と振り返っている。

「2度も試合中にベンチから離れたロナウド。彼のキャリアはピアースとの衝撃的なインタビューによって破滅した。ロナウドは、クラブ、テン・ハグ、そしてグレイザー家(オーナー)を批判して、マンチェスター・ユナイテッドと決別したのだ。彼はこの時にマンチェスター・ユナイテッドの友人たちをも批判し、蜜月の関係を断ち切ったのである」

 新年を待たずしてサウジアラビアでの新たな挑戦を決意したC・ロナウド。はたして、23年はどういう1年を送るのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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