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海外サッカー

「C・ロナウドの最後を見たようで悲しい」サウジ移籍のCR7を元英代表が嘆き「ベストな退場ではない」

THE DIGEST編集部

2023.01.03

C・ロナウドのサウジ移籍をリバプールのレジェンド・キャラガー氏は嘆き批判している。(C)Getty Images

C・ロナウドのサウジ移籍をリバプールのレジェンド・キャラガー氏は嘆き批判している。(C)Getty Images

 リバプールのレジェンドは、CR7の決断を嘆き悲しんでいる。

 サッカーのポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドが、昨年の大晦日にサウジアラビアの強豪クラブ、アル・ナスルへの電撃入団を発表した。推定年俸は2億ユーロ(約284億円)以上とみられる破格契約で、複数の海外メディアによれば、同クラブでのC・ロナウドの年俸は商業契約を含めると、サッカー史上最高額の年俸と予測されている。

 年の瀬に世界中を駆け巡ったビッグニュースに対し、元イングランド代表DFでプロデビューから現役引退までリバプール一筋を貫いたジェイミー・キャラガーはC・ロナウドの電撃移籍について厳しく批判している。

 キャラガーは現役引退後、解説者に転身。現在は英スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』の名物アナリストとして活躍している。キャラガーはカタール・ワールドカップでアルゼンチンを36年ぶり3度目の優勝に導いた主将リオネル・メッシとC・ロナウドを比較し「二人の偉大な選手の引退の仕方にまったく異なる違いがある」と強調している。

 同局の番組『Friday Night Football』のなかで、キャラガーは37歳でキャリア初のアジアに挑戦するCR7について「ベストな退場の仕方ではない」と語っている。

「クリスティアーノ・ロナウドがヨーロッパでプレーを望んでいたクラブが来なかったのかもしれないし、アル・ナスルが彼の選択だったのかもしれない。ただ、最高レベルでプレーするロナウドの最後を見たようで悲しい。メッシはワールドカップで優勝したというのに。ベストな退場の仕方ではなかった」
 
 続けてキャラガーは「マンチェスター・ユナイテッドでC・ロナウドを見続けることができたと思う。それが、ワールドカップの前に終了しなければならなかった。結局は必然なことだったんだ」と嘆き、マンチェスター・ユナイテッドとC・ロナウドの間で起きた去年の退団騒動を回顧した。

 昨年11月、C・ロナウドは英国ジャーナリストであるピアーズ・モーガン氏の独占インタビューに応じ、当時所属していたマンチェスター・ユナイテッドに対する考えを自身の目線で激白。「裏切られた気分だ」とし、オランダ人のエリク・テン・ハーグ監督やクラブ幹部を大々的に批判する内容で、大きな騒動に発展した。

 事態を重く見たクラブは「完全な事実関係を確認した後、今後の対応を検討する」と声明を出し、11月22日にマンチェスター・ユナイテッドはC・ロナウドとの契約を双方合意のもとで解除。W杯期間中にC・ロナウドはフリーとなり、W杯後の移籍先がどこになるのか、大きな注目として話題になっていた。

 CR7のこの決断は、はたして吉と出るのか。アル・ナスルはC・ロナウド以外にも、各国の代表クラス選手が所属しており戦力的にはアジア屈指と言っていい。来シーズン以降のアジア・チャンピオンズリーグではポルトガル代表主将のプレーが見られる可能性も十分にありそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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