現地時間１月７日、スコットランド・リーグの第21節が行なわれ、セルティックは２-０でキルマーノックを下した。

　今年最初のホームゲームで、序盤から攻勢に立ったセルティックは多くのチャンスを創出。ジョッタからのクロスから古橋享梧がゴールネットを揺らすもオフサイドで無効となったりもした末に、前半終了間際に前田大然のクロスをジョッタが合わせて先制。そして、後半開始から６分後、カウンターから旗手怜央が左サイドを抜け出し、古橋に向けて入れたクロスが相手DFのオウンゴールを誘発した。

　その後も再三にわたって相手ゴール前に迫り、ゴールポストやクロスバーを叩くシュートを放ったセルティック。新たなゴールこそ生まれなかったが、危なげなく勝点３を獲得。試合後、アンジェ・ポステコグルー監督はチームのハードワークを称賛するなかで、「ダイゼンはうまくいくかいかないかに関係なく、繰り返し上下動を繰り返した」と、アシストも記録した背番号38の精力的な働きに、今回も言及している。
  　しかし、ファンが最も勝利に貢献したと認めたのは旗手で、クラブのファン投票によるマン・オブ・ザ・マッチにも60.5％の得票率で選出。ピッチを縦横無尽に走り回った彼の役割は多岐に回り、守備や攻守のリンク役という仕事だけでなく、攻撃では正確な縦パスを通し、自ら左右のサイドからクロスを入れ、また際どいミドルを相手GKに浴びせるなど、貢献ぶりは高かった。

　現地メディアの報道を見ると、英スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「旗手の右サイドからのクロスでセルティックはリードを２倍に増やした」と記し、10点満点の採点ではマン・オブ・ザ・マッチに輝いたジョッタと並んで最高タイの「８」。英国公共放送『BBC』では、視聴者投票による採点で「8.29」のキャメロン・カーター＝ヴィッカーズに次ぐチーム２番目となる「8.26」だったが、同メディアからは最優秀選手に選定され、以下のように評された。

「ハタテはセルティックのミッドフィールドで粘り強くプレーして、ポゼッションを維持し、ジョッタとマエダに対してウイング的なプレーでボールを供給しようとした。そして彼のペナルティーエリア内へのクロスが、セルティックの２番目のゴールを生み出した」