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「リーガで最高のサッカーだ」バスク・ダービーで宿敵に完勝のソシエダを英紙が大絶賛! 久保建英には「傑出していた」と高評価

THE DIGEST編集部

2023.01.18

ソシエダの躍進に貢献する久保。現地での評価も上昇中だ。(C) Getty Images

 ラ・リーガ第17節で行なわれた「バスク・ダービー」で、レアル・ソシエダは3-1でアスレティック・ビルバオを下し、リーガ4連勝(公式戦では7連勝)を飾った。

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 2位レアル・マドリーに勝点3差と肉迫し(消化試合数が1多いものの)、4位アトレティコ・マドリーには勝点7差をつけてチャンピオンズ・リーグ圏内を守り続けている「チュリウルディン」の、内容の伴った快進撃に対しては、今や国内外のメディアが賛辞を贈るようになっている。

 英国の日刊紙『Daily Mail』は、「ソシエダは現在、リーガで最高のチームである」と報じ、「彼らはスペインのトップクラブではないが、リーガでは4連勝を飾っており、先週末にはビルバオとのダービーマッチをほぼ完璧なパフォーマンスで支配し、首位バルセロナから勝点6差の位置につけている」と綴った。

 また、「ダビド・シルバは(2020年に)マンチェスター・シティから加入して以来、ソシエダでのベストゲームを戦ったと言っても過言ではない。彼は(1月8日に)37歳になったが、集中的なプレスでビルバオからボールを奪い取り、彼と同じ波長を持つ永遠の『魔術師』である久保建英の先制ゴールをお膳立てしてみせた」と、チームの核である大ベテランに言及する上で、日本の若きアタッカーも称賛した。

 一方、『The Guardian』紙は「(長期負傷離脱から復帰した)ミケル・オジャルサバルが長くプレーし、宿敵ビルバオに圧勝したことで、『アノエタ』での夜はソシエダにとって特別なものになった」とダービーを報じた記事において、久保の試合前後のコメントを多く引用して、この勝利の喜びの大きさとともに、バスクのチームの現在の充実ぶりを強調している。

「もしビルバオに勝てなければ、これまでやって来たことには何の意味もない」
「今夜はひとりで寂しく家に帰るファンはひとりもいない」
「この調子で今後もいければ、誰も我々を止めることはできない」

 そして、攻撃陣の守備での貢献に言及する中でも、ブライス・メンデス、ミケル・メリノ、マルティン・スビメンディに対する「彼らは難しい状況に直面しても、何もなかったかのように、それに対処してみせる。本当に素晴らしい」「彼らはほとんどボールを失うことはなく、もし失った場合には野獣のように相手にプレスを仕掛け、我々のボールにしてしまう」という久保の賛辞が紹介された。
 
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