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アーセナルも関心を示す三笘薫の好調ぶり。現地メディアは今冬の残留を予想も「ブライトンは信じられないほどの利益を得るだろう」

THE DIGEST編集部

2023.01.18

プレミアリーグでも評価が急上昇している三笘。メガクラブへの移籍も視野に入ってきた。(C) Getty Images

 カタール・ワールドカップでその存在を改めて世界に知らしめた三笘薫は、再開したプレミアリーグでもその勢いを持続し、対戦する全ての相手をその驚異的な突破力で打ち負かし、試合ごとに価値を高めている。

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 リーグ第14節では強豪リバプールを3-0で撃破したチームにおいて、背番号22は対峙したイングランド代表SBのトレント・アレクサンダー=アーノルドを再三翻弄し、ソリー・マーチの先制点をお膳立てするなど、多くの現地メディアが最高評価を下すほどの効果的なプレーを見せたことで、プレミアリーグ公式サイトでは「チーム・オブ・ザ・ウィーク」に選出されている。

 イングランド・サッカー界のレジェンド・ストライカーであるアラン・シアラーから「試合の最初から最後まで、相手にとっての本物の脅威であり続けた。スペースを見つけ、常に走り続けて、リバプールに恐怖を与えた」と評された三笘は、ブライトンからはリーバイ・コルウィル、マーチとともに、名誉ある11人の中に名を連ねることとなった。

 今季、4ゴール・2アシストという記録以上の活躍ぶりで、ブライトンの躍進に貢献している日本代表アタッカー。これだけ高い評価を受ける存在となれば、当然というべきか、その去就に対する話題も挙がるものであり、果たせるかなこの25歳のアタッカーも冬の移籍市場で注目を集める銘柄のひとつとなりつつある。

 サッカー専門サイト『90min』は先日、「アーセナルがブライトンのスーパースター、三笘を1月の補強リストに追加した」と報道。同クラブは、シャフタール・ドネツクで「ウクライナのネイマール」と呼ばれたミハイロ・ムドリクの獲得に以前から注目し、今冬で合意寸前まで到達していたが、土壇場で8800万ポンド(約142億円)を提示したチェルシーに奪われたことで、新たなアタッカーの獲得の必要性に迫られている。

 アーセナルのエドゥSDは、バルセロナのラフィーニャ(昨夏にも獲得を試みたがリーズから拒否された)、もしくはフェラン・トーレスに照準を絞っているというが、同時に今季ナポリで台頭してきたジョージア人のクビチャ・クバラツケリア、そして三笘にも関心を示しているという。

 ただ、ブライトンではベルギー代表のアタッカーであるレアンドロ・トロサールが、その不誠実な言動によってロベルト・デ・ゼルピ監督との折り合いが悪くなったことでクラブに居続けることが難しくなり、代理人を通してアーセナルに獲得オファーを出しているともいわれており、三笘より「獲得可能なターゲット」と思われる。
 
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ブライトンが早急に三笘を売却する必要性はない。市場価値はさらに上昇するか