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再びアレクサンダー=アーノルドを翻弄!三笘薫が刻んだ“脅威”的スタッツ。クロップも脱帽した快進撃「リバプールを恐怖に陥れた」

THE DIGEST編集部

2023.01.30

アレクサンダー=アーノルドとのマッチアップを見事に制した三笘。彼の声価は高まるばかりだ。(C)Getty Images

「逆サイドのトレントはサポートを受けられなかった。ミトマは本当にいい選手なので、もちろん大変だった」

 これは現地1月29日に行なわれたFAカップ4回戦のブライトン戦後に、リバプールの指揮官ユルゲン・クロップが漏らした言葉だ。

 この日、ドイツの熱血漢にため息を吐かせたのは、ブライトンの急先鋒である日本代表MF三笘薫の一撃だった。

 4-4-2の左サイドハーフで先発した三笘は、終始、アグレッシブにプレー。1-1で迎えた後半アディショナルタイム2分には、セットプレーの流れから敵エリア内で鮮やかな空中でのキックフェイントから豪快なアウトサイドでのボレーシュートで、趨勢を定める逆転弾をねじ込んだ。

 去る1月15日のプレミアリーグ第20節のマッチアップでも、対峙したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドを翻弄していた三笘。再びやってきた対戦機会でも、敵将が「大変だった」と指摘するほどのパフォーマンスを見せた25歳は、図抜けた存在感を放った。
 
 その凄みは何よりも数字が物語る。

 試合後にブライトンの指揮官が「内容的には決して褒められたものではない」と振り返ったように、リバプールに押し込まれる時間帯も少なくなった試合にあって、三笘は数少ないチャンスに絡んだ。事実、彼は枠内シュート率100%(2本中2本)を記録。さらにビッグチャンスの創出回数は1ながら、それをしっかりと決めきった。

 攻撃面における一連のデータを紹介した英メディア『Squawka』は端的な言葉で、三笘がレッズ(リバプールの愛称)にとって、いかに脅威の存在であったかを伝えた。

「ミトマは常にリバプールの守備陣を恐怖に陥れ、逆転ゴールも決めた」

 日進月歩で成長を遂げている三笘。末恐ろしい25歳の快進撃は、しばらく止まりそうにない。

構成●THE DIGEST編集部

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