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日本代表

三笘薫「才能を磨けた理由」が欧州で話題! プレミアでの活躍で日本の“大学サッカー”に脚光「設備は本物のプロクラブ並みだ」

THE DIGEST編集部

2023.02.14

筑波大時代には天皇杯でプロ相手に鮮烈なパフォーマンスを見せつけた三笘。プレミアリーグでも快進撃を続けている。(C) Getty Images

筑波大時代には天皇杯でプロ相手に鮮烈なパフォーマンスを見せつけた三笘。プレミアリーグでも快進撃を続けている。(C) Getty Images

 今年に入り、ブライトンで絶大な存在感を示し、3試合連続ゴールなどでチームの快進撃に大貢献している三笘薫。プレミアリーグ第23節のクリスタル・パレス戦では相手の対策を受けて得意の突破力を封じられた分、おとり的な動きや効果的なパス、精力的な守備などで好印象を与えたが、今後、同じような状況下でどのように対応していくかが注目される。

【動画】プレミアリーグ公式も厳選! 三笘薫の鮮やかトラップからのゴラッソをチェック
 ブライトンのクラブ専門サイト『WE ARE BRIGHTON.COM』は、25歳の背番号22について「アルビオンのファンはここ数シーズン、非常に優れた自チームの選手を見てきたが、ベン・ホワイト(現アーセナル)、イブ・ビスマ(トッテナム)、モイセス・カイセドといった選手と比べても、三笘は何かが違う」と評し、「欧州カップ戦出場を夢見るブライトンが、それを達成するとすれば、三笘が大きな役割を果たすだろう」と期待を寄せている。

 このような三笘の活躍ぶりに対しては、多くの関心が寄せられているが、その中で彼が大学を卒業してからプロサッカー選手になったこと、ゆえにプロとしてのキャリアがまだ5シーズン目であることが人々の驚きの対象となったとともに、大学で彼が行なったドリブルの研究や卒業論文も大きな話題となったものである。

 欧米のサッカー界では、選手は少年時代からクラブのユースチームに所属し、年代ごとに昇格を重ねながら、十代後半あたりでプロ契約を結ぶというのが一般的なスタイルだ。学校でのサッカーが発達している日本では、高校サッカーもプロへの入り口のひとつであり、やはり18~19歳でプロとなる選手が多いが、一方でプロの世界では早々に得られにくい公式戦でのプレー環境を求めて大学進学を選ぶ有力選手も少なくない。川崎フロンターレU-18からトップチーム昇格を辞退して大学進学を選んだ三笘もそのひとりだ。

 大学を経由すれば、ストレートで入学して最短で卒業したとしても4年間を費やすことになり、プロデビューは22~23歳ということで、欧米の感覚からすれば遅すぎるという感覚である。それでも現在、多くの大卒の日本人選手が欧州で活躍していることに、現地メディアも興味を示しているようであり、三笘が欧州での第一歩を踏み出したベルギーのスポーツ誌『SPORT FOOT MAGAZINE』も、これを特集している。
 
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