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「夢のキャンペーンを展開中」ソシエダで本格ブレイクの久保建英、専門サイトは「まだ限界に達していない」と躍進の継続に太鼓判!

THE DIGEST編集部

2023.02.17

スペインで評価を上げ続ける久保。チームは来季のCL出場権内の3位をキープする。(C) Getty Images

 ラ・リーガ第21節のエスパニョール戦、レアル・ソシエダの久保建英は見事なボレーによる先制ゴールの他、決勝点となった相手DFのオウンゴールを誘発し、さらに攻守で効果的なプレーを披露するなど、縦横無尽の活躍ぶりで現地メディアから「今季のベストパフォーマンス」とも評され、多くの賛辞を得ることとなった。

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 2019年夏にスペインに再上陸し、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、そして再びマジョルカと、レンタルでチームを渡り歩くも、最初のシーズン以外ではチーム状況にも左右されて自身の力を存分に発揮する機会に恵まれなかったが、昨夏、レアル・マドリーからバスクのクラブに完全移籍を果たすと、望んでいた環境を手に入れた21歳は、期待に十二分に応えて活躍し、チームに対して多大な影響力を与えるまでになっている。

 新天地で躍動する久保について、スポーツ専門サイト『VAVEL』のスペイン版は「久保がレアル・ソシエダを牽引する」と題した記事において、「日本人選手は夢のキャンペーンを展開している」と報じ、いかに充実したシーズンを送り、チームの快進撃にも貢献しているかを紹介した。

 同メディアは、とりわけ「彼はすでに、自己最高記録に匹敵している」と綴り、FC東京(2019年)とマジョルカ(19-20シーズン)で記録したシーズン通算4得点に21節の時点で並んだことに注目。「昨年7月にミラマール宮殿の庭園で異例のプレゼンテーションを行ない、『いかに並外れているかを示す前兆かもしれない』と思わせた久保は、実際にソシエダのユニホームを着て最初の公式戦でのゴールを決めるのに、25分間しか要さなかった」と、いきなり決勝点を挙げた開幕戦(対カディス)を振り返っている。

 続けて、7節ジローナ戦のコースを絞られた状態でゴール右隅に突き刺した一撃を「アレクサンダー・セルロトとの黄金のデュオによる素晴らしいゴール」、17節のアスレティック・ビルバオとの「バスク・ダービー」で決勝点となったマーカーを股抜きでかわしてからのシュートを「完璧なタイミングとポジショニング」、そしてエスパニョール戦のボレーを「躊躇なく突き刺した」と、それぞれを評した。

 早くも自己記録に並んだ彼がこの先、これを更新できるかどうかについては、「もちろん可能だ。日本人選手は大きな野心を示しており、まだ彼は限界に達していない」と太鼓判を押し、今季、久保がそのキャリアにおいて最高のシーズンを過ごして、大きな飛躍を遂げることに期待を寄せている。
 
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