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「クボに熱視線」争奪戦の様相? 3試合連続MVP久保建英の獲得へR・マドリーが本腰!?バルサ指揮官も興味と現地メディア「お気に入りの名前だ」

THE DIGEST編集部

2023.02.19

3試合連続MVPに輝いた久保。かつて所属したバルセロナやR・マドリーから獲得の噂が報じられている。(C) Getty Images

3試合連続MVPに輝いた久保。かつて所属したバルセロナやR・マドリーから獲得の噂が報じられている。(C) Getty Images

 現地2月18日に行なわれたラ・リーガ第22節で、またしても久保建英が輝いた。リーグ3位のレアル・ソシエダが、14位のセルタを本拠地で迎え、久保は4試合連続でスタメンに名を連ねた。

 前節のエスパニョール戦で強烈な左足ボレー弾を決めた久保は、この試合でも躍動した。5分、中央でボールを収めると、ドリブルでDFをかわし、左足で絶妙のスルーパスをミケル・オジャルサバルに送る。これをオジャルサバルがニアサイドに打ち抜き、久保が先制ゴールをアシストした。

 後半も久保はチャンスを演出する場面を作り、自身も二度の決定機があったものの、決めきれず83分で交代。久保の交代後、チームは90+3分に追い付かれ、勝点3を逃がす痛恨のドロー。久保も試合後は悔しい表情を見せていた。

 それでも、リーグ戦3試合連続のマン・オブ・ザ・マッチに輝いた久保の活躍を現地メディアは高評価。サッカー専門サイト『El Desmarque』は10点満点の採点でチーム最高評価タイの8点を付与した。

 同サイトの寸評では「この試合では最も重要な選手でハイライトの一つ。プレスは激しく、ライバルのディフェンスに攻勢をかけることに関しては、魔法のように強烈だった。彼はオジャルサバルのゴールをアシストした」と評した。

 ラ・レアル(ソシエダの愛称)で眩い輝きを発揮する久保には、国内のビッククラブが目を光らせている。マドリードに本拠地を置く『Madrid Universal』は「この日本人選手は、リーガ・エスパニョーラのいくつかのクラブから誘いを受けていたが、ラ・レアルへの移籍を選択し、彼にとっては非常に良い決断となった」と説明。

 そのうえで、「この21歳の若者は、現在ラ・リーガで最もエキサイティングな若い才能の一人とみなされており、バスクのクラブでの彼のパフォーマンスは注目されている。そして今、レアル・マドリーがかつての有望株タケフサ・クボに熱視線を送っている」と報じた。
 
 記事によると「レアル・マドリーは、まだクボの権利の50%を保持しており、クボを獲得するために来るオファーに応じ、ラ・レアルから獲得するオプションも持っている」と指摘。さらに「彼が今シーズン、レアル・ソシエダで見せたようなパフォーマンスを見せ続けることができれば、将来的にサンティアゴ・ベルナベウに戻る可能性は否定できないだろう」と久保のマドリー復帰を予想している。

 一方、日刊紙『as』はリーグ首位を走るバルセロナのシャビ監督が「気に入っている名前のひとつがタケフサ・クボだ」と語り、今夏の久保の獲得を検討していると報じている。

 シャビ監督の発言の情報筋を掴んだ『Football ESPANA』によると、「クボはシャビのプレースタイルのファンでもあり、クラブ関係者もトップチームでのプレーに適していると感じているようだ」と、かつてユース時代に所属していた日本人にバルセロナは興味を示しているという。

 レアル・ソシエダで存在感が日増しに大きくなっている久保。国内屈指のビッククラブから関心を持たれたように、現在の調子を保てれば今夏の移籍市場を沸かす選手の一人になるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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