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「過去20年で最高のR・ソシエダ」2試合連続MVP久保建英の“口火を切った”先制弾に賛辞止まず!「相手はボロ人形と化した」

THE DIGEST編集部

2023.02.14

リーグ戦4点目を決めた久保。豪快なボレー弾は現地メディアでも喝采が送られている。(C) Getty Images

リーグ戦4点目を決めた久保。豪快なボレー弾は現地メディアでも喝采が送られている。(C) Getty Images

 日本のワンダーボーイの勢いが止まらない。

 スペインのレアル・ソシエダに所属する日本代表の久保建英が現地13日、エスパニョール戦に先発出場。リーグ戦3試合連続でスタメンに名を連ねた21歳は、この日もピッチを縦横無尽に駆け回った。

 すると23分、久保にチャンスが到来する。ソシエダDFが前方に大きくフィードし、左サイドで待つミケル・オジャルサバルを経由してディフェンスの裏に走り込んだアシエル・イジャラメンディが中央へクロスを供給。相手DFが頭でクリアし損ね、ボールが久保のもとに収まると、21歳は迷わず左足を一閃。強烈なシュートがゴールネットに突き刺さり、リーグ戦4得点目となる先制ゴールを決めた。

 スペインの日刊紙『as』によれば、エスパニョールを指揮するディエゴ・マルティネス監督は試合前、「過去20年で最高のレアル・ソシエダだぞ」と選手たちに警告を促していたが、21歳の日本人に出鼻を挫かれてしまい、ゲームプランを狂わせてしまった。

 さらに、試合の口火を切った久保の見事な先制弾にも同メディアは触れている。「この日本人選手は今節も絶好調で、エスパニョール戦でもそれを証明した。このロングレンジの一撃で得点の口火を切った」と言及し、久保の豪快なボレー弾が試合を有利に進めるきっかけになったと指摘している。

 だが、久保の勢いはこれだけでは終わらない。前半を1-0で折り返したソシエダは51分に追加点を奪うと、63分に久保が右サイドから送り込んだクロスをクリアしようとしたエスパニョールのDFレアンドロ・カブレラのオウンゴールを誘発。リードを3点に広げた。

 試合はその後、エスパニョールが2点を返す猛攻を見せるが、反撃もここまで。3-2でソシエダが勝利し、勝点を42に積み上げ3位を堅持。消化試合が1つ少ない2位のレアル・マドリーに勝点3差と迫った。
 
『as』は後半途中まで3失点し、残留争いから抜け出せないエスパニョールを問題視し、「今シーズン最悪の敗北を喫した」と一刀両断。続けて、「偉大なチームの冷静さ、プレー、決意を持った見事な攻撃力の手にかかると、エスパニョールはボロ人形と化してしまった」と酷評した。

 一方、リーグ戦で3位をキープしたソシエダについては「タケフサ・クボの見事なゴールが、ラ・レアルに勝点3をもたらした」と前節のバジャドリー戦に続く試合のMVPに輝いた久保を殊勲者として称えている。

 ラ・リーガで確かな成長を続ける久保。チームの勝利のため、21歳は次節もゴールへの嗅覚を研ぎ澄ませていることだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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