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海外サッカー

「ハラグチがシュツットガルトの中心」新加入の原口元気を現地メディアが絶賛!巧みな独語にも注目「絶え間なく指示を出している」

THE DIGEST編集部

2023.02.23

シュツットガルトに新加入した原口(中央)に独メディアは注目。好影響をもたらしている選手と指摘している。(C) Getty Images

シュツットガルトに新加入した原口(中央)に独メディアは注目。好影響をもたらしている選手と指摘している。(C) Getty Images

 チームに新加入した31歳の日本人が、好循環をもたらしているようだ。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部、シュツットガルトの原口元気の評価が高まり続けている。現地1月30日、電撃的にシュツットガルト移籍を発表すると、その直後に行なわれたドイツ連盟カップ、パーダーボルン戦に後半から出場し勝利に貢献。その後のリーグ戦からは3戦連続でスタメンに名を連ねた。

 原口が加わって以降、チームはリーグ戦でブレーメンに0-2で敗れ、フライブルクにも1-2と接戦を落とすも、前節のケルン戦では3-0と完勝。昨年11月以来となる勝点3を手にすることとなった。

 前所属のウニオン・ベルリンでも存在感を示していた31歳は、新たなチームでも1か月に満たない期間でありながら、すでに必要不可欠な存在としてその地位を確立。現地メディアからも称賛の声が上がり続けている。

 ドイツの日刊紙『Bild』では、試合とは別のシチュエーションにおける原口の役割を称えており「練習で目立つのは、この日本人が絶え間なく指示を出し、さらには他の練習の間でも度々、同僚選手たちと話して笑うことだ」として、チームの雰囲気作りに力を注いでいると指摘。

 さらに「ハラグチは、まさにチームの中心。中断期間中にVfBが望んでいたものだ」と称えており、ドイツ語でのコミュニケーションに長けていることで中盤がより安定感を増したとして、他にも「チーム内でも評判が良い。とりわけ、移籍直後、彼は自分で新しい同僚に近づき、全員と話をしようとしていた」とも振り返っている。
 
 また、フランクフルトの地元紙『Frankfurter Rundschau』では、ケルン戦でのプレーに賛辞を贈っており「ゲームに足跡を残した」と評している。

 今冬にクラブの一員となったポルトガル人ディフェンダー、ジル・ディアスと原口について同紙は「チームに新加入した二人がVfBに欠けていた資質を取り戻した」と述べており、さらに「日本人ミッドフィールダーはワタル・エンドウとともに疲れを見せずに動き続けた」と絶賛。加えて「80分にピッチを後にするまで、ハラグチが精力的に動いていたのが明らかだった」と記している。

 久しぶりの白星を挙げたものの、現在もリーグ戦14位に位置するシュツットガルトは次戦、吉田麻也と上月壮一郎が所属するシャルケとのアウェー戦に挑む。その後はリーグ首位のバイエルン・ミュンヘン、鎌田大地を擁するフランクフルトと強豪との対戦が続く。

 原口が加わったことで、どれだけ上位チームと渡り合うことができるのか、ここからさらにシュツットガルトの注目度が高まっていくことは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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