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Jリーグ・国内

来季のJクラブ内定選手でベストイレブンを選出!ユースより高体連がタレント性は抜群【高校&ユース編】

安藤隆人

2019.12.21

C大阪入りが内定している桐光学園高の西川は、U-17だけでなく、U-20W杯にも出場した逸材だ。写真:THE DIGEST

C大阪入りが内定している桐光学園高の西川は、U-17だけでなく、U-20W杯にも出場した逸材だ。写真:THE DIGEST

 “高校&ユース”のJリーグ内定者の内訳はユースが多数を占めるが、高体連のほうが個々のタレント性は抜群だ。代表格は西川で、今年はU-17だけでなく、飛び級でU-20ワールドカップにも出場した逸材を迷わず左サイドにチョイスした。彼に次ぐ有望株の染野は、足もとの技術に加えて空中戦にも強く、他のFWよりも実力はワンランク上だ。このふたりに匹敵する面白いアタッカーが松村で、積極的に仕掛けるドリブラーを2列目の右に置いた。1トップと両翼は他の追随を許さない。

 インサイドハーフにはオフェンシブな選手を選んだ。先のU-17ワールドカップで大活躍したスピードスターの若月も、攻撃的なポジションならどこでもこなせる川本も、ブレイクが期待できる万能型だ。アンカーの藤田は攻守両面でポテンシャルが高いレアな選手である。
 
 CBコンビはチャレンジ&カバーの関係性を考慮しながらセレクトしたが、競り合いの強さでは高さのある高橋がトップクラスで、井出はバランス感覚に優れる。両SBでは攻撃力に惹かれて、左にはすでに2種登録選手としてJデビューしたバングーナガンデ、右には今季のクラブユース選手権優勝に貢献した石田を置いた。GKには190センチと体格に恵まれ、ポテンシャルを評価して山田をチョイスした。

【ベストイレブン選出者の寸評】
FW 染野唯月(尚志高→鹿島)
決定力とキープ力を兼備し、ポストプレーやスルーパスも上手い。万能性に鹿島が惚れ込んだ。

MF 西川潤(桐光学園高→C大阪)
シュート、ドリブル、パスなどあらゆるスキルが、トップスピードのなかでも高水準な秀才だ。

MF 若月大和(桐生一高→湘南)
瞬発力に優れ、高速スプリントを何度も繰り返し好機演出。シュートテクニックも見応えあり。

MF 川本梨誉(清水ユース→清水)
技術とパワーを兼ね備え、FWから2列目まで、さらにはSBもこなすポリバレント性が売り。

MF 松村優太(静岡学園高→鹿島)
変幻自在の高速ドリブルは分かっていても止められない。左サイドでもプレーできるだろう。
 

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