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日本代表

「当然のように交代を命じられた」“貧弱”な内容に酷評が並んだ冨安健洋…一方で及第点評価をつけたメディアの論拠は?

THE DIGEST編集部

2023.03.07

激しい定位置争いに身を置く冨安。ボーンマス戦は高評価を得られる内容とはならなかった。(C) Getty Images

激しい定位置争いに身を置く冨安。ボーンマス戦は高評価を得られる内容とはならなかった。(C) Getty Images

 現地時間3月4日に行なわれたプレミアリーグ第26節で、アーセナルはボーンマスを3-2で下し、4連勝を飾った。

 本拠地エミレーツでの一戦は、キックオフ直後のプレーでアウェーチームに先制を許すという衝撃的な展開で幕を開け、さらに57分にリードを広げられてしまったが、62分にトーマス・パーテイ、70分にベン・ホワイトがそれぞれダイレクトボレーを決めて追いつくと、アディショナルタイムの7分、CKからクリアボールをリース・ネルソンが広い、左足での強烈な逆転弾を突き刺した。

【動画】冨安健洋が先発出場したボーンマス戦のハイライトをチェック!

 ホームの観客を大熱狂させた劇的なこの一戦、冨安健洋は右SBで先発出場を果たしたが、前半45分でホワイトとの交代を命じられている。痛恨のバックパスミスで相手に先制点を献上した12節マンチェスター・シティ戦以来のスタメン入りで良いインパクトを与えたいところだったが、ミケル・アルテタ監督を満足させることはできなかったようだ。

 現地メディアの評価を見ると、英国公共放送『BBC』は「冨安は“炎上”した厳しい45分間を我慢した」と報じ、視聴者による採点では「6.33」でアーセナルの出場選手15人の中で最低点に止まった。ちなみに、彼に交代したホワイトは「8.38」でネルソン(9.08)に次ぐチーム2番目となっている。スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』の10点満点の採点では、レアンドロ・トロサールと並んで最低タイの「5」だった(ホワイトは「8」)。

 日刊紙『Daily Mail』も採点はガブリエウ・マガリャンイスと並んでチーム最低の「5」(ホワイトは「6」)。『THE Sun』紙は「4」というさらに厳しい採点となったが、最終ラインのスタメン全員が同採点となっている(ホワイトは「8」)。寸評も「前半に右サイドで攻撃に絡むも、クロスが非常に拙く、コントロールも不十分で、観客に大きなうめき声を上げさせた」という厳しい内容に……。

『Evening Standard』紙も、「前半のパフォーマンスがかなり低迷した後、ホワイトとの交代でハーフタイムにメンバーから離脱した。ブカヨ・サカの前に出られる場面で、効果的なオーバーラップを見せることができなかった」とネガティブな点を指摘し、採点はやはり「4」を与えたが、こちらは単独最低である。
 
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