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海外サッカー

「エクセレント」「頭脳明晰」 古橋亨梧、1G1Aで85年ぶりの偉業&指揮官の100勝目に貢献!「最も影響力のある選手」各メディア最高評価

THE DIGEST編集部

2023.03.10

ハーツ戦で1得点・1アシストの活躍を見せた古橋。チームはリーグ8連勝を飾った。(C) Getty Images

ハーツ戦で1得点・1アシストの活躍を見せた古橋。チームはリーグ8連勝を飾った。(C) Getty Images

 現地時間3月8日に行なわれたスコットランド・プレミアシップ第27節で、セルティックは3-1でハーツを下し、リーグ8連勝(公式戦では12連勝)を飾った。

【動画】「素晴らしいフィニッシュ」現地メディア絶賛の古橋の決勝弾
 開始6分に鮮やかな速攻からのヘッド弾で先制を許したホームのセルティックだったが、25分に抜け出した古橋亨梧がゴール前に入れたクロスを前田大然が詰めて同点。60分にはアーロン・ムーイが中央でボールを受けたところで、古橋が前線のスペースに走り込んで縦パスを引き出し、力強いシュートで相手GKを破って勝ち越し点を奪う。リードを守り続けたホームチームは、84分にセアド・ハクサバノビッチがカットインから見事なミドルを決めてダメを押した。

 この試合、日本人選手では古橋と前田の2人が先発出場を果たし、前述の通りともにゴール。前田はクラブのSNSが「キョウゴのクロスに勇敢に合わせた」と伝えたように、相手GKとの接触を恐れずにゴールを決めるも、これで膝を痛めて6分後にジョッタとの交代を余儀なくされた。一方、この先制ゴール時に絶妙のボールを前田に送った古橋については、クラブは「完璧なクロス」と称賛し、決勝ゴールに対して「ミスを犯さなかった」と評している。

 今季公式戦25ゴールに達し、クラブ主催のファン投票による「マン・オブ・ザ・マッチ」に41.9%の得票率で輝いた古橋は、「1点目は大然が良い位置にいたので、パスを出しました。2点目はアーロンが良いボールをくれたので、決めやすかったです」とゴール場面を振り返り、「逆転勝利にも、チームのパフォーマンスにも満足しています」としながらも、「まだ改善できる点が幾つかあるので、全ての試合でさらに成長したいです」と、さらなる向上心を示した。

 この勝利で、セルティックでの100勝目を飾ったアンジェ・ポステコグルー監督は、殊勲の日本人ストライカーを「クラブにとって信じられない存在」と絶賛。「彼は加入当初から素晴らしい動きを見せるも、18~20か月経ってからも、我々がそれをうまく活かせないことで、私は苛立つことがあった。しかし素晴らしいことに、彼自身は苛立つことなく、ずっと動き続けている。そして今回も、傑出した貢献をしてくれた」と、ここまでの働きに対しても賛辞を贈っている。
 
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