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海外サッカー

久保建英の移籍に備えてソシエダが“後釜探し”と現地メディア! 候補はフランス代表MF!?「去るであろう選手が見つかった」

THE DIGEST編集部

2023.03.09

2月の月間VPを受賞した久保。チームを去ることに備えたソシエダは、後釜を探しているようだ。(C)Getty Images

2月の月間VPを受賞した久保。チームを去ることに備えたソシエダは、後釜を探しているようだ。(C)Getty Images

 リーグ3戦連続未勝利で4位に転落するなど、足踏み状態が続いているレアル・ソシエダの中で、久保建英は各試合、徹底的に対策を練ってきている相手に奮闘し、ゴールを奪うために積極的なプレーを披露し続けている。

 イマノル・アルグアシル監督の攻撃サッカーにフィットし、不可欠な存在となってチームの快進撃に貢献してきた背番号14の人気はすでに絶大であり、3月7日に月間(2月)MVP受賞を記念して練習場「スビエタ」から遠くない隣町ラサルテ=オリアでサイン会が開催された際には、会場の前には数百人が集まって長蛇の列ができたことを地元メディアが報じた。

 マドリードのスポーツ紙『MARCA』は「とりわけ若い人から愛されている」と綴り、またバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、本来は撮影禁止だったにもかかわらず、久保が「子どもにノーとは言えなかった」と、ファンの記念撮影の求めに応じる優しい面を見せたと伝えている。

 今季の久保については、2019年にレアル・マドリーと契約を結び、以降はマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェでレンタルプレーヤーとしての紆余曲折のキャリアを積んだ後、バスクに到来して、ようやく「安住の地に到達した」と複数のメディアが評したように、ここまでほぼ全てがうまくいっているように見えるが、そうなれば当然、他のクラブの関心を集めることになる。
 
 先日は、昨季までの所有元であるマドリーが買い戻しを狙っているという報道がなされると、その後にはマドリーの宿敵であり、久保の育成時代の古巣であるバルセロナが“強奪”を画策しているというニュースも流れ、「シャビ監督が久保の才能に惚れ込んでいる」「ペドリと同レベルのタレントを必要としているバルサが注目する選手のひとりが久保」とも伝えられていた。

 もっとも、この3シーズンで久保をトップチームに昇格させることがなったマドリーは、カルロ・アンチェロッティ監督が日本人選手にさほど興味を持っていないこと、一方のバルサは深刻な財政状況にあること、また久保がソシエダから動いた際には移籍金の半分がマドリーに渡る契約を結んでいることで、宿敵を財政的に助けることはあり得ないという理由などから、彼がスペインの2強に“復帰”する可能性は現時点では低いと見られている。
 
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