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「ブライトンに残留するべき」去就に注目が集まる三笘薫に元英代表OBたちが助言「スタイルに合うチームに行かないと」

THE DIGEST編集部

2023.03.27

ブライトンの三笘はビッグクラブからの移籍オファーの噂が絶えない。(C) Getty Images

 25歳の日本人アタッカーの動向は注目が尽きない。

 今季、初見参のプレミアリーグで強敵相手に多くの見せ場を作り、そのゴールやアシストでブライトンの躍進にも貢献している三笘薫。世界最高峰リーグで多くの注目を集めている彼には、当然ながらその去就に関する話題が途切れることがない。

 ブライトンが、この逸材を慰留するために大型契約を用意しているというニュースが流れる一方で、三笘のもとにはアーセナル、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘンといった国内外のビッグクラブからの関心も報じられている。

 また、多くの著名なコメンテーターが彼に言及し、元選手たちは様々な提言を日本から到来したアタッカーに送っている。元イングランド代表FWで、アストン・ビラなどで活躍したガブリエル・アグボンラホールが、その一人だ。

 同氏は、三笘が今夏にベン・ホワイトやレアンドロ・トロサールと同じ道を辿ることには否定的であり、サッカー専門サイト『Football Insider』で「今季良かったからといって、6000万~7000万ポンド(約97億~113億円)で移籍してもすぐに成功するとは限らない。三笘はもう1シーズン、ブライトンに留まって、次のレベルに上がるべきだと思う」と主張した。
 
 同じようにブライトン残留を推薦するのは、イングランド代表で2度のワールドカップに出場し、得点力の高いウイングとしてリバプールの歴史にも名を残すジョン・バーンズ氏だ。

 ブライトンの地元メディア『Sussex Live』によると、同氏も「カオル・ミトマにとって、ブライトンは現時点で最も適したクラブである」と指摘したうえで、ビッグクラブへ移籍することについて、次のように警告を発している。

「ミトマは国内トップ6(現在は6位リバプールと同勝点の暫定7位)のチームに所属している。欧州カップ戦にも出場する可能性のあるチームでプレーしているわけで、それ以上のレベルが(他のチームに)あるかどうか分からない。(噂に上がっている)マンUでプレーすることは、ブライトンでプレーすることよりもレベルの高いものではない」

「自分に合っていないチームに行った場合、それはその選手が悪いということではなく、チームのスタイルが合っていないことを意味する。それは、レベルが高いか低いかという問題ではない」
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「自分のスタイルに合うチームに行かなければならない」