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「最も危険なアクションで輝いた」久保建英、古巣相手にリーガ日本人記録更新のゴールで現地メディアから高評価!

THE DIGEST編集部

2023.04.10

リーガで今季6点目を挙げた久保。さらにゴール数を伸ばしそうだ。(C) Getty Images

 現地時間4月8日に行なわれたラ・リーガ第28節で、レアル・ソシエダは2-0でヘタフェを下した。

 チャンピオンズ・リーグ出場圏内の4位以内を維持したいソシエダにとっては、前節に敗れた5位ビジャレアルとの勝点4差を縮められたくない状況で、下位相手の今節は勝利を義務付けられていたが、前半はなかなか得点が奪えず、44分にミケル・オヤルサバルが倒されてPKを得るも、自らキッカーを務めて失敗する。

【動画】左からのクロスに合わせた久保建英、今季6点目!
 しかし、その3分後にダビド・シルバの縦パスで抜け出したブライス・メンデスのシュートが相手GKにブロックされると、こぼれ球をオヤルサバルが頭で詰め、ついに先制点を奪取。さらに60分には速攻から左サイドでの好連係でミケル・メリノが縦に抜け出して右にグラウンダーのクロスを入れると、久保建英がゴール前で合わせて2点目を挙げ、アウェーチームにトドメを刺した。

 2シーズン前に半年間を過ごした古巣との一戦、これまで通りに2トップの一角として、主に右サイドでのプレーを見せながら、3試合ぶりにゴールを記録した久保は、これで今季6得点に達し、リーガでの日本人選手のシーズン通算得点記録を更新してみせた。

 自身のSNSでは自身のゴール場面の動画を公開するとともに、チームの勝利を喜び、「残り10試合、ともにゴールまで」とファンに感謝とサポートの継続を呼びかけた久保に対し、クラブもSNSで「チームの2点目となるゴールを挙げた日本人選手によるスペクタクルなプレー」と称賛し、公式サイトでは「青と白が美しい動きを見せ、メリノの鋭く計算づくしのクロスの後、久保が華麗に決めてゴールを奪った」と追加点の場面を伝えている。

 現地メディアの報道では、マドリードのスポーツ紙『MARCA』が3点満点の採点でチーム最高タイとなる「2」を久保の与え、一方の『AS』紙も「2」で、こちらはシルバ(3)に次ぐチーム2番目タイ。『AS』は個別評価の記事において、「前半はプレーが非常に不正確だったが、決して挑戦を止めることなく、後半になるとかなり改善された。2点目を挙げた他、攻撃において、相手にとって最も危険なアクションで光り輝いた」とポジティブに評した。
 
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