クラブレジェンドからも称賛の声が贈られている。

　スコットランドリーグ、セルティックの古橋亨梧は今季、リーグ戦をはじめとする公式戦で得点量産を続けている。現地時間４月８日のレンジャーズとの首位攻防戦でも２ゴールを叩き出し、３対２の勝利に大きく貢献した。
  　その高い得点力でチームのタイトル獲得はもちろん、初のリーグ得点王も現実味を帯びてきている他、今季は開幕からここまでコンスタントにゴールを重ねてきていることで、招集外となっている日本代表を巡る騒動にも発展するなど、在籍２シーズン目のストライカーはグラウンド内外で話題の中心だ。

　シーズン終盤も得点源として期待が懸かる古橋には、かつてセルティックで功績を残したOBもその活躍を称えているようだ。

　スコットランドメディア『The Scottish Sun』では1960年代から1970年代にかけセルティックに在籍し、ストライカーとして活躍したウィリー・ウォレス氏が古橋についての印象を語ったコメントを特集記事として配信した。

　現地時間４月12日のトピックでは、古橋のスコットランドでの通算ゴール数が48となったことを紹介しており、その上で「ウィリー・ウォレスは、パークヘッドでの多忙なキャリアの初期に、79試合の出場で50得点の大台を達成したが、彼はキョーゴがその記録を更新すると期待している」として、今後のさらなる得点量産を見通したとしている。

　さらに「ウィリー・ウォレスは、この日本のタリスマン（スタープレーヤー）はすでにパークヘッドの偉大な選手の一人に数えられることに値すると主張している」と綴っている他、ウォレス氏が「彼は小柄で素早く、スキルに富んでいて、フィニッシュもできる。彼はアンジ（ポステコグルー）とセルティックのために傑出した存在となった」と評したことも記している。

　また他にも「彼は体が大きいわけではないので、乱暴なタックルやファウルを受けなければならないが、文句を言うのを見たことがない。ただひたすら、ゴールを決め続けようとする」とプレーへの姿勢を称えており、さらに背番号が同じ８番を身に付けている点にも触れ「セルティックでは、昔から本当にいい選手が８番を付けていた」と振り返ったことも紹介している。

　クラブ在籍２シーズン目で、すでに歴史に名を刻むプレーヤーとなった古橋。今後訪れる、タイトルが懸かる大舞台においても、ストライカーとしての真価をさらに発揮していく。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】古橋亨梧、大一番のレンジャーズ戦で２ゴール！

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