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海外サッカー

「世界最高のリーグでプレーしたかった」三笘薫がキャリアの分岐点を回顧! 大学での論文については欧州メディアの見解に否定的

THE DIGEST編集部

2023.04.20

三笘が豪州メディアのインタビューに登場した。(C) Getty Images

三笘が豪州メディアのインタビューに登場した。(C) Getty Images

 今季よりブライトンに加入し、いきなり世界最高峰といわれるプレミアリーグ(PL)で旋風を巻き起こしている三笘薫。その注目度と価値は飛躍的に高まり、今や複数のビッグクラブが獲得に向けて強い関心を示しているといわれる。
 
 そのキャリアもまた興味の対象となっており、川崎フロンターレからトップチーム昇格を打診されながら自ら断って大学進学を選んだこと、筑波大学ではドリブルを研究テーマにしたことなどは、もはや世界中で知られているエピソードである。そんな、今最も旬な日本人サッカー選手が、オーストラリアのスポーツ専門メディア『OPTUS SPORT』のインタビューに応え、改めてキャリアを振り返った。

 まず、プロ入りを蹴って進学を選択したことについては、「当時は、自分の身体がまだプロに対抗できるほど十分に成長していないと感じていました。大学に行くことは、自身の長期的なキャリアのためにも重要だと感じました。日本の大学は非常にレベルが高く、勉強しながらプレーし、卒業後はプロのサッカー選手になりたいと思っていました」と理由を語り、「クラブは少し驚いたものの、僕の決断を尊重してくれて、家族もこれまで同様に僕を支持してくれました」と明かしている。

 そして、世界で最も注目されたエピソードのひとつである、論文作成のためにサッカー部のチームメイトの頭にカメラを固定してドリブル時の視線など細かい部分を徹底的に検証したことにも触れ、「ドリブルが上手い人とそうでない人の違いを研究したかったのです」と語るも、これが後のドリブル技術向上に役立ったという欧州メディアの見解には「実際のところ、この論文がプレミアリーグでのプレーに大きく貢献したとは思いません」と否定的な見方を示した。

 22歳で晴れて川崎でプロデビューを飾り、Jリーグ、天皇杯、スーパーカップといったタイトル制覇に貢献し、18か月でブライトンと契約を結んだ三笘。先日、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が当時、このアタッカーの獲得を狙うも、ブライトンに先を越されたことを明かしたが、これについて三笘は以下のように振り返っている。

「セルティックからの関心は嬉しく思いましたが、プレミアリーグが世界最高レベルのサッカーをしていることも知っていました。これが、ブライトンの申し出をすぐに受け入れた理由です。セルティックについても考える時間はありましたが、世界最強のリーグでプレーしたい、世界最高の選手と一緒にプレーしたい、そして世界最高の選手と対戦したいという願望が、非常に高かったのです」

【動画】三笘薫が躍動したチェルシー戦のハイライト
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