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海外サッカー

「ゲームオーバーだ」「守備が消極的すぎ」 アーセナルの首位攻防戦大敗に厳しい声が続々! 専門サイトは冨安健洋の不在を嘆く…

THE DIGEST編集部

2023.04.28

マンチェスター・Cに敗れ意気消沈のアーセナル。状況は厳しいものとなった。(C) Getty Images

マンチェスター・Cに敗れ意気消沈のアーセナル。状況は厳しいものとなった。(C) Getty Images

 現地時間4月26日に行なわれたプレミアリーグ第33節で、アーセナルはマンチェスター・シティとの首位攻防戦で1-4の大敗を喫した。

【動画】アーセナル、マンCに1-4敗戦… 
 消化試合数は2少ないシティとの勝点差5ということで、負けは許されないアーセナルが敵地エティハドに乗り込んだ一戦は、開始7分にアーリング・ハーランドのポストプレーから抜け出したケビン・デ・ブルイネにDF陣がかわされて早々にゴールを許し、その後も幾度がピンチを迎える。前半終了間際にはセットプレーからのジョン・ストーンズのヘッド弾がオフサイド判定を受けるも、VARでゴールと判断されてリードを広げられる。

 54分には自陣でデ・ブルイネにボールを奪われたのをきっかけに、このベルギー代表MFにCBロブ・ホールディングの股間を抜くシュートを浴びて3点目。86分にホールディングがゴール右隅にシュートを突き刺してようやく1点を返すも、アディショナルタイム5分、この試合では多くの決定機を逸してきたハーランドのゴールを許してトドメをさされた。

 まだ首位を維持しているとはいえ、勝点差を2に縮められたことで、2003-04シーズン以来のリーグ優勝が危うくなってきた「ガナーズ」。ミケル・アルテタ監督は、「より優れたチームが勝った。特に前半のシティは、おそらく最高の状態にあり、一方の我々は本来のレベルから程遠かった。そうなると、ギャップはあまりに大きい。今日のパフォーマンスのクオリティーは、両チームでかけ離れていた」と、素直に敗北を認めている。

「まだ(リーグは)5試合も残っている。私はこの国に22年近く住んでおり、試合毎にどれだけ状況が変化するかを知っている」と、気持ちを切り替えて、楽観的な姿勢で残りの試合に臨むことを明言した指揮官だが、データサイト『Opta』によれば、この試合の結果により、アーセナルの優勝確率が7.9%に下がった一方で、シティのそれは92.1%に達したと伝えた。

 この数字に頼らずとも、アーセナルが厳しい状況に置かれたことは誰の目にも明らか。勝点2差に縮められ、残り試合が2つ少ない状況で、首位でありながら完全にシティにイニシアティブを握られることに。元イングランド代表FWでアーセナルのOBでもあるコメンテーターのポール・マーソンはスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』で「シティが今後、シーズンが終わるまでに2試合も負けるとは考えられない。彼らは頭ひとつ抜けている。ゲームオーバーだ。すでにリーグを勝ち取った」と語っている。
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