一方、シティOBの元イングランド代表MF、ショーン・ライト=フィリップスは、アーセナルの守備について、『Optus Sports』で「前半で０-３か０-４になっていてもおかしくなかった。彼らは消極的すぎて、デ・ブルイネやハーランドに主導権を与えていた」と批判。確かに、ベン・ホワイト、ホールディング、ガブリエウ・マガリャンイス、オレクサンドル・ジンチェンコによる最終ラインは、シティの攻撃陣に簡単にかわされ、複数でマークしながらもフィニッシュまで持ち込まれる場面が幾度も見られた。
 
　ここで、先月のヨーロッパリーグ・スポルティング戦で痛めた右膝の手術によって今季絶望となった冨安健洋の不在を嘆いたのが、サッカー専門サイトの『THE BOOT ROOM』だ。同メディアは、試合前日にアーセナルが投稿したSNSでの写真に冨安の姿があったことで、一部のファンがこの日本代表DFが早くも復帰したと誤解したものの、後にこれは古い写真が使用されたことが判明し、改めて彼が今季は欠場することを報じた中で、以下のように綴っている。

「もし冨安の復帰が現実であったなら、アーセナルにとって大きな後押しとなっただろう。ただ単にクオリティーの高い右SBが戻って来るというだけでなく、彼のフィットネスの回復により、（それまで右SBを務めていた）ホワイトがホールディングに代わって（現在負傷離脱中の）CBウィリアム・サリバの穴をカバーできただろう。富安の怪我は、最近のアーセナルに大きな影響を与えている」

構成●THE DIGEST編集部
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