日本代表

エバートン戦大敗…三笘薫に対する現地メディアの評価は?「ゴールへの唯一のルート」の一方で「脅威はほぼ無効」との指摘も

THE DIGEST編集部

2023.05.10

降格圏を彷徨うエバートンに大敗を喫したブライトン。三笘は孤軍奮闘を見せたが……。(C) Getty Images

 現地時間5月8日に行なわれたプレミアリーグ第35節で、ブライトンはエバートンに1-5の大敗を喫した。

【動画】三笘薫、エバートン戦で終盤のゴールを演出!
 降格圏に沈むチーム相手に勝点3が義務付けられていたホームゲームは、しかし開始30秒あまりでカウンターからアブドゥライ・ドゥクレに先制ゴールを許すと、29分にもドゥクレの見事なボレー弾を浴び、さらに35分にもドワイト・マクニールにペナルティーエリア内での突破からクロスを入れられると、これがGKジェイソン・スティールの右足に当たってゴールラインを割るというオウンゴールで、3点差をつけられてハーフタイムを迎えた。

 後半はブライトンが反撃を見せて幾つかのチャンスを創るも、相手GKジョーダン・ピックフォードの好守に阻まれ、逆に76分にカウンターから再びマクニールにしてやられる。79分に右クロスを三笘薫がファーサイドで合わせてポストを叩いたボールがゴール前のアレクシス・マク・アリステルに当たってようやくホームチームは1点を返したが、アディショナルタイム6分にマクニールのゴール上段を射抜く強烈なシュートでダメを押された。

 19節には敵地で4-1の大勝を飾った相手に、それ以上のスコアで雪辱を許してしまったブライトン。今季の1試合における最多失点(最多得点差)を喫し、目標とする来季のチャンピオンズ・リーグ出場から一歩後退することとなった一戦で、三笘は前述の一矢報いた場面で大きな役割を果たした他、惜しいクロス、シュート、そして対峙するネイサン・パターソンをドリブルでかわす場面も見られたが、それ以上にアウェーチームのマークに苦戦する姿も目立った。

 クラブの公式サイトは、日本人アタッカーのプレーについて「パターソンを2度、簡単に抜き去った」「三笘がポストに突き刺したボールが、アルゼンチン人選手の頭に当たってゴールに入るという、ちょっとした幸運」「三笘のボレーはゴールライン上で(味方の)レビ・コルウィルに命中するという不運」と伝えている。
 
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パターソンとの対決にはネガティブな評価も