日本代表

「何というクラブだ!」躍進を続ける三笘所属ブライトンの経営力に国内外メディアが賛辞! 他クラブの安易な「マネ」には警鐘も

THE DIGEST編集部

2023.06.01

三笘が所属するブライトンの経営手法に大きな注目が集まっている。(C) Getty Images

 今季、プレミアリーグで旋風を巻き起こしたブライトン。娯楽性に富んだサッカーでビッグクラブ相手に番狂わせをたびたび演じ、世界最高峰リーグといわれるプレミアリーグで6位につけ、クラブ史上初となる欧州カップ戦(ヨーロッパリーグ)出場権獲得を成し遂げた。

【動画】得意のドリブルで敵を翻弄! 三笘薫の22-23プレー集
 スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は、2022-23シーズンのプレミアリーグ各クラブを総括する記事において、躍進を遂げた「シーガルズ」を「普通のクラブではなかった」と表現し、その功績を称えている。

「シーズン初めに、ブライトンがグラハム・ポッター監督、イブ・ビスマ、マルク・ククレジャ、レアンドロ・トロサールを失うことを知っていたとしたら、このチームのトップ10フィニッシュという目標を応援しようとする者はほとんどいなかっただろう。しかし、ここは普通のクラブではなかった」

「(後任監督の)ロベルト・デ・ゼルビはステップアップを図り、ポッターが使った"羽ぼうき"から攻撃用の"破城槌"に持ち替え、明確なアップグレードを遂げた。そして、ブライトンの攻撃ラインからはモイセス・カイセド、三笘薫、ペルヴィス・エストゥピニャンが誕生し、シーガルズの歴史上初めての欧州カップ戦出場に貢献。彼らはセンセーショナルなスタイルで、マンチェスター・シティに似たパフォーマンスを発揮した」

「オーナーのトニー・ブルームのデータ主導モデルは、ピッチ内外での驚異的な人材採用のバックボーンを提供した。かつてマーケットの裏をかくアルゴリズムを構築し、ブックメーカーを破って富を築いたブルーム会長は現在、クラブ経営において、プレミアリーグの他のクラブを出し抜いている。 何ということだろう? そして、何というクラブだ!」

 ブライトンの地元紙『The Argus』によれば、6位という好成績を収めたこのシーズン、クラブは国内外のテレビ契約のシェア、生中継された個々の試合のための支払いなど、様々な項目を合計すると、1億4200万ポンド(約230億円)の収入を得ることが見込まれているという。これまでの最高は、9位フィニッシュとなった昨季の1億3000万ポンド(約210億円)であり、この数年で収入額は飛躍的に上昇している。これに加え、入場料、グッズ販売なども記録的な売上高に貢献するのは間違いない。
 
NEXT
PAGE
ブラジル・メディアもブライトンの経営力を称賛