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海外サッカー

イタリア・サッカー連盟、「反ユダヤ主義」対策として新シーズンから背番号88の着用禁止を決定

THE DIGEST編集部

2023.06.29

アタランタで背番号88をつけていたパシャリッチ。(C)Getty Images

アタランタで背番号88をつけていたパシャリッチ。(C)Getty Images

 FIGC(イタリア・サッカー連盟)と政府は6月27日、反ユダヤ主義(ユダヤ人およびユダヤ教に対する敵意や偏見)などの差別行為対策として、2023-24シーズンから背番号88の着用禁止を決定した。

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「88」が禁止となった理由は、ナチス・ドイツのスローガン「Heil Hitler(ヒトラー万歳)」を連想させるため。「H」はアルファベットで8番目に当たり、ふたつ並ぶと「88」になるからだ。

 政府との合意書には、「スタジアムで反ユダヤ主義的な差別チャント、行為、表現があった場合、試合を中断する」といった内容も盛り込まれている。
 FIGCのガブリエレ・グラビーナ会長は、「サッカー界は反ユダヤ主義やあらゆる差別に立ち向かうことで団結している。カルチョがイタリア社会に与える影響が大きいため、われわれは一歩も退くことはできない」と決意を表明した。

 22-23シーズンのセリエAでは、アタランタのMFマリオ・パシャリッチ、ラツィオのMFトマ・バシッチが背番号88をつけていた。2人が23-24シーズンもセリエAでプレーする場合は、背番号を変更しなければならない。

構成●THE DIGEST編集部

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