「あと２～３人の選手が加わるだろう」

　スペイン紙『エル・パイス』のインタビューでそう語ったのは、リオネル・メッシの獲得を発表したMLSインテル・マイアミの共同オーナーのひとり、ホルヘ・マス氏だ。

　クラブのディレクターも務める同氏は、「強いチームを作るには、メッシを、彼の才能に見合った選手で囲うことが不可欠となる」と語っており、６月末には前バルセロナ主将のセルヒオ・ブスケッツの獲得を発表。また監督にも、バルセロナとアルゼンチン代表でメッシを指導した経験を持つヘラルド・マルティーノを招へいした。

　そのうえで、さらに２～３人確保したいという。噂に上がるのは、バルセロナ時代にメッシと息の合ったプレーを見せたジョルディ・アルバとルイス・スアレスだ。これについてマス氏は、同じく『エル・パイス』のインタビュー内で以下のようにコメントしている。

「ジョルディ・アルバとは現在話を進めているところだ。ただ、ルイス・スアレスはまだ（グレミオとの）契約が残っている。簡単ではないだろう」
  　同じく獲得の噂があったアルゼンチン代表の同僚アンヘル・ディ・マリアは７月５日、ベンフィカと契約し、13年ぶりとなる古巣復帰を果たした。代わって獲得候補に挙がっているのが、エデン・アザールだ。スペインメディア『Relevo』らが報じている。

　現在家族とバカンスを過ごしている32歳のベルギー代表アタッカーは６月３日、あと１年残っていたレアル・マドリーとの契約を解除。移籍金なしで獲得できる。2019年のマドリー入団後は怪我を繰り返し、本来のパフォーマンスを披露できていないが、アメリカの地で華麗なる復活を遂げることになるのか。

　ジョルディ・アルバ、スアレス、そしてアザール。さらに、パリ・サンジェルマンとの契約が先月末で満了し現在はフリーのセルヒオ・ラモスや、先日ヴィッセル神戸を退団したアンドレス・イニエスタの獲得にも動いているといわれるインテル・マイアミ。共同オーナーのマス氏は、「すべての発表は７月15日までに行なわれる」と語っている。

構成●THE DIGEST編集部

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