2022－23シーズンを最後に、パリSGを退団していたリオネル・メッシがMLS（メジャーリーグ・サッカー／米国とカナダのプロサッカーリーグ）のインテル・マイアミに移籍し、現地７月16日に本拠地DRV・PNKスタジアムでド派手な入団セレモニーが行なわれた。

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　フロリダ特有の豪雨に見舞われて18時から20時に開始がずれ込んだものの、スタジアムに集まった約２万人のサポーターの熱気は収まらなかった。メッシが登場すると、大きな拍手と歓声で迎え、花火による華やかな演出も実施された。

　インテル・マイアミと5000～6000万ドル（約70～83億円）とも言われる年俸で２年契約を結んだメッシは、「もうトレーニングを始めていて、試合にも出たい。どの試合にも勝ちたいし、クラブが成長していけるように手助けをしたい。家族と一緒にこの街に来て、このプロジェクトを選んだことをうれしく思っている」と話し、「私たちは楽しい時間を過ごすつもりだ。ここでとてもいいことが起こるだろう」と抱負を語った。
  　共同オーナーで元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカムは「夢が実現した。レオが次のステージにこのクラブを選んでくれたことを誇りに思う」と話し、オーナー兼ディレクターのホルヘ・マスは「米国のサッカーが変わる瞬間だ。私たちの新しい背番号10、米国の背番号10だ」と紹介し、NFLのレジェンドであるトム・ブレイディやNBAのスーパースター、ステフィン・カリーら、全米のスポーツ界の有名人たちもビデオメッセージでメッシを歓迎した。

　メッシの加入を受けて、インテル・マイアミのファンはもちろん、米国サッカーファンが多いに盛り上がっている。

「MLSへようこそ！マイアミへようこそ！」
「史上最高の選手が来た」
「メッシの笑顔が見られてうれしい」
「本当に幸せそうだ」
「これほどの歓迎を見たことがない」
「メッシが来て、MLSは変わっていく」
「MLSとアメリカ・サッカー史上最大の瞬間だ」
「レオの幸せ＝わたしたちの幸せ」
「MLSは世界から注目されるようになる」
「プレーを見るのが待ちきれない」

　セレモニーではスペインのバルセロナでメッシと長年一緒にプレーしていた、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツの加入も発表された。

　メッシとブスケッツは、現地７月21日に本拠地で開催される国際リーグカップ戦、インテル・マイアミ対クルス・アスル（メキシコ）戦でデビューする可能性があるという。試合のチケットはすでに完売済みで、メッシは米国でも大きな注目を集めている。

構成●THE DIGEST編集部

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