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2得点を含む4ゴールに関与の久保建英に、複数の現地メディアが満点評価!「彼は委ねられた“鍵”を強く握りしめ、初勝利への扉を開けた!」

THE DIGEST編集部

2023.09.04

グラナダ戦で2ゴールを挙げた久保建英。(C)Getty Images

 9月2日に行なわれたラ・リーガ第4節、レアル・ソシエダはグラナダを5-3で下し、今季初白星を挙げている。

 開幕から3戦連続引き分け、総得点2と今ひとつの状態が続いていたバスクのチームは、この本拠地レアレ・アレナでの一戦で、これまでの鬱憤を晴らすかのように攻撃力が爆発。ゴールラッシュの口火を切ったのは久保建英で、9分にブライス・メンデスのスルーパスで抜け出し、高速ドリブルからGKの動きを見て巧みにシュートをゴール右隅に流し込んで先制すると、44分には左足での狙いすましたシュートが相手DFの足でディフレクトし、放物線を描きながらゴール左隅に収まった。

 後半に入ると、59分にペナルティーエリア深くに進入して折り返しをメンデスに合わせ、直後のマルティン・スビメンディの鋭いシュートによるゴールを引き出し、76分にもエリア内でボールを受け、フリーのミケル・オジャルサバルに出したパスが相手DFに当たってオウンゴールに繋がるなど、2ゴールに関与。なお、ソシエダは67分にも複数選手の好連係からアンデル・バレネチェアが抜け出し、チームの4点目を決めている。
 
「ホームでの初勝利! チーム全員による素晴らしい試合」と自身のSNSで喜びを表わした久保について、クラブは公式サイトで「日本人選手はブライス(メンデス)からの素晴らしいパスを活かし、相手GKラウール・フェルナンデスを圧倒した」「ハーフタイム直前、久保の典型的なパフォーマンスが披露され、シュートがマーカーに軽く当たったことにも助けられ、2点目が決まった」と、彼のゴール場面を賛辞をまじえて伝えた。

 なお、久保は試合後のインタビューで、「(イマノル・アルグアシル)監督の要求に応えられたので、とても嬉しいです。彼が僕に要求すること、僕がもっとできると思ってくれていることは、とても重要なことです」と満足感を示し、自身の先制ゴール後にロビン・ル・ノルマンのオウンゴールで追いつかれた時、過去3戦と同じ結果になるのでは、という懸念が頭をよぎったことを明かしている。

「開幕戦(ジローナ戦/1-1)では、さらにゴールを決めて試合を終わらせる力が足りませんでした。今日も1-0の時点でボールを保持しながらもチャンスを活かせず、追いつかれた時、4戦連続で引き分けになるかもしれないと思いました。幸い、後で別のチャンスに恵まれて僕がゴールを決め、それからは、我々は解き放たれたと思います」
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指揮官は「私はもっと多くのことを求めている」