現地時間９月30日に行なわれたラ・リーガ第８節、レアル・ソシエダはアスレティック・ビルバオとの「バスクダービー」を３-０で制し、３連勝を飾った。

　本拠地レアレ・アレナでの一戦、30分にセットプレーからロビン・ル・ノルマンのボレーシュートで先制したソシエダは、48分に左サイドでの速攻から逆サイドを並走した久保建英が加点。さらに66分にはミケル・オジャルサバルがマルティン・スビメンディの完璧なスルーパスに抜け出し、相手GKをかわしてリードを３点に広げ、守備ではクリーンシートを達成した。

　ライバル相手の大勝劇で、久保は貴重な２点目を挙げ、今季の通算得点を５に伸ばした。その結果、ロベルト・レバンドフスキ（バルセロナ）、アルバロ・モラタ（アトレティコ・マドリー）と並んで、得点ランキングの２位につけている（１位はレアル・マドリーMFジュード・ベリンガムの６点）。
  　前節のバレンシア戦は温存されて出番なし。しっかり身体を休めることができた背番号14は、積極性を示して多くの攻撃プレーに関与し、勝利に貢献した。自身のSNSでは、「素晴らしい雰囲気」と後押ししてくれたサポーターへの感謝を示し、「勝点３を積み重ねることができましたが、すでに火曜日の試合（チャンピオンズリーグのレッドブル・ザルツブルク戦）に目は向いています」と続けている。

　また久保は試合後、「今日の成功の鍵は、ペナルティーエリア内での正確なプレーと高い位置からのプレッシングにあったと思います。勇気を持ってプレーし、それが良い結果をもたらしました」と語り、ゴール後の変わったパフォーマンスについては「特別な意味はありません。これはエルス（アリツ・エルストンド）のための踊りでした」と明かした（スポーツ紙『MARCA』より）。

　一方、クラブは久保のプレーについて、SNSでは「誰もタケを止めることはできない」と賛辞を贈り、公式サイトでは「“チュリウルディン”の攻撃陣による緻密なプレーで、久保がGKウナイ・シモンから２点目を決めた」と伝えている。