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海外サッカー

“ゴールドラッシュ”で日本の総メダルを上回った韓国。母国メディアはサッカー『日韓対決』に再脚光!「最高の瞬間」【アジア大会】

THE DIGEST編集部

2023.10.10

サッカーをはじめ、アジア大会で3番手となる42個の金メダルを獲得した韓国。総メダル数では日本を上回った。(C) Getty Images

サッカーをはじめ、アジア大会で3番手となる42個の金メダルを獲得した韓国。総メダル数では日本を上回った。(C) Getty Images

 母国の大いなる躍進に、いまだ喝采が送られている。

 現地10月8日、中国・杭州で開催された「第19回アジア大会」が幕を閉じ、16日間に渡る激闘を終えた。金メダルの獲得数は中国が201個(総メダル数は383個)で、大きく他国を引き離してトップ。2位は日本の52個(同188個)が続き、3番手は韓国で42個(同190個)の結果となった。

 総メダル数では日本より2つ上回った韓国。パリオリンピックに向け、各競技で大きな進化を見せた母国の活躍に、地元メディアは連日沸いた。そして、大会の幕が閉じたいまも、「歴史的な大会」を高く評価しており、大きな成功を収めたとみているようだ。

 まず、韓国中央日報の英語版である日刊紙『The Korea JoongAng Daily』は球技の躍進に熱い視線を注いでいる。「韓国は土曜日、誰もが欲しがるサッカーと野球の栄冠を含む6つの金メダルを獲得し、杭州アジア大会をゴールドラッシュで終えた」と報じ、サッカーと野球で頂点に立った母国チームを絶賛している。

 なかでもサッカーは、他を圧倒する見事な成績を収めた。フランスの強豪パリ・サンジェルマンに所属するFWイ・ガンインを中心に合計27ゴールを挙げ、わずか3失点。決勝の大舞台では宿敵である日本を2-1で撃破し、7戦7勝というパーフェクトな成績で3連覇を達成。得点王(8ゴール)には、チョン・ウヨン(ドイツ・シュツットガルト)が輝いた。
 
 同メディアは「この勝利により、韓国は1970年、78年、86年、2014年、18年の勝利に続き、6度目となるアジア競技大会のタイトルを獲得した。直近の2勝はいずれも日本に対するもので、スコアもすべて2-1であった」と強調。日本を強烈に意識した記述をしている。

 加えて今大会の金メダルは、代表チーム全員の兵役免除にもつながることを説明。ゆえに、「選手にとっては、兵役を終えるために韓国に帰国することなく、国際的なキャリアを築くうえで自由が与えられる」と指摘。海外リーグに所属する選手たちにとって、この優勝は「大きな価値がある」と断言している。

 他にも、首都・ソウルを拠点とする韓国3大放送局のひとつ『SBS Sport』も、男子サッカーのファイナルに熱狂。「韓国が日本を破り、男子サッカーでアジア大会3連覇を飾る!」と大々的に報じ、公式YouTubeには動画を共有。いまだに試合を振り返りながら。「最高の瞬間だった」と論じている。

 来年のパリ五輪に向けて、アジア諸国に大きな足跡を残した韓国。母国メディアはいまだ、その余韻に浸っている。

構成●THE DIGEST編集部

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