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冨安健洋、マンC相手の劇的な決勝弾に関与した「交代選手4人」のひとりとして現地メディア高評価! 決定的なランと守備の安定性に賛辞

THE DIGEST編集部

2023.10.10

途中出場ながら決勝弾に関与するなどアーセナルの勝利に貢献した冨安。(C)Getty Images

 現地時間10月8日に行なわれたプレミアリーグ第8節、アーセナルは覇権争いのライバルであるマンチェスター・シティを1-0で下して2位に浮上した。冨安健洋も交代出場からゴールに関与するなど、勝利に貢献を果たした。

 本拠地エミレーツ・スタジアムでの一戦、ベンチスタートとなった冨安は、75分に左SBオレクサンドル・ジンチェンコに代わってピッチに登場。そして86分、前線の中央に走り込んでトーマス・パーテイからのロングパスをカイ・ハバーツに頭で落とすと、ドイツ代表FWからパスを受けたガブリエウ・マルチネッリのシュートが、シティのDFネイサン・アケーに当たって軌道を変え、ゴールネットを揺らした。

 クラブの公式サイトは、「勝利を決するゴールに、アーセナルの控え選手4人が関与。彼らの集団的な鋭さと、ゲームセンスの勝利だった。この得点の前から、4選手はすでにポジティブな影響をチームに与えていたが、彼ら全員による得点の関与は、ミケル・アルテタ監督の選手交代が適切なタイミングで行なわれたことの証明だった」と指摘し、「冨安は左SBからインフィールドに移動してスペースを見つけ、力強いランを見せた」と伝えている。

 自身のSNSで「重要な大きな勝点3」と勝利を喜んだ冨安ら、決勝点奪取に貢献した4選手について、指揮官は「控え選手たちは、再び素晴らしかった。彼らはゴールに絡んだだけでなく、チームに多くの体力、エネルギー、そしてクオリティーをもたらした」と、その貢献度の高さを褒め称えた。

 現地メディアの評価では、日刊紙『The Guardian』は、この試合のハイライトとして「アーセナルは苦しい局面を切り抜けると、アルテタ監督が3週間ぶりにコンディションを取り戻したマルチネッリを後半開始時に送り込み、さらにその大規模な変更の一環として、フィットネスを取り戻したパーテイ、冨安、ハバーツも投入。そしてこのトリオは、マルチネッリのためにビッグチャンスを組み立て、彼がそれを決めた」と伝えている。
 
 冨安は途中交代でのおよそ15分間のプレーということで、通常なら言及されないことが多いが、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』と『Daily Mail』紙、そしてサッカー専門サイト『90min』は10点満点で及第点の「6」を日本代表DFに与え、英国公共放送「BBC」の視聴者による採点では「7.49」とチーム8番目ながら、高い数字となった。

『Evening Standard』紙は採点を「7」とし、寸評では「対峙するジェレミー・ドクとカイル・ウォーカーに対処するための出場だったが、最終的にはゴールにおいて重要な役割を果たした」と記述。『THE Sun』紙は「攻撃的なタレントで知られているわけではないが、決勝点をお膳立てするハバーツを上手く見つけた」と攻撃面の貢献を評価し、「6」の及第点を与えている。

 ロンドンの総合メディア『London World』の採点は「7」で、「彼の試合終了間際のランは決勝ゴールにおけるキーポイントに。また、ピッチに立っている間、常に守備面で安定感を提供した」と冨安を称賛し、同じく「7」をつけたサッカー専門サイト『football.london』は「守備陣として試合を終わらせるために投入されたが、試合終了間際の決勝点において、何もない状況からのランによって違いを生み出した」と、攻撃面での決定的な仕事をポジティブに評した。

 最後にアーセナルのクラブ専門サイトでは、『ARSENAL INSIDER』が「攻撃的な冒険において、ゴールで重要な役割を果たした後、アルテタのチームが守備陣で安定したプレーを続けるのに役立った」と攻守両面で評価し、採点は「7」。そして、『PAIN IN THE ARSENAL』は「6.5」としている。

構成●THE DIGEST編集部

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