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日本代表

絶好調・森保ジャパンに“悩みの種”!? スコットランド紙が来年アジア杯の日本人招集を懸念!「セルティックにとって死活問題だ!」

THE DIGEST編集部

2023.10.20

国際Aマッチ6連勝を飾った日本代表。来年1月にはアジア杯が控える。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

国際Aマッチ6連勝を飾った日本代表。来年1月にはアジア杯が控える。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 来年1月に開幕するアジア杯制覇に向けて、雲行きが怪しくなるかもしれない。

 サッカー日本代表は10月の国際Aマッチで2連勝を飾った。13日のカナダ代表には4-1で大勝。17日のチュニジア代表には2-0で完勝を収め、これで6月のエルサルバドル代表戦(6-0)から怒涛の6連勝。さらに6試合で24得点・5失点という文句ない成績になり、第2次森保ジャパンの進化をあらためて証明する形となった。
【PHOTO】カナダ&チュニジアに完勝!国際Aマッチ6連勝を飾った日本代表招集メンバー26人を一挙紹介!

 しかし、日本代表の大活躍に気が気でない様子を示しているクラブがある。スコットランドの強豪セルティックだ。

 同クラブには現在5人の日本人が在籍しており、先述したチュニジア戦にはMF旗手怜央とFW古橋亨梧がスタメン出場。古橋は43分に先制ゴールを決め、勝利に貢献している。ほかにも、ケガのため10月シリーズは不参加となったが抜群のスピードと豊富なスタミナを誇るFW前田大然、185センチの長身で左足の精度が高くビルドアップに定評のあるDF小林友希、昨年のJリーグMVPでさまざまなポジションでプレーできる岩田智輝など、実力者が揃っている。

 そんなクラブが頭を悩ませているのが、アジア杯の開催時期だ。前回大会で日本代表は決勝まで進出するもカタールに1-3で敗れ、最多5度目の優勝を逃した。2011年以来の覇権奪還を目指すうえで、セルティックに所属するサムライたちの存在は必要不可欠。当然招集を打診することは十分考えられるが、セルティックにとってはリーグ後半戦で最大で約1か月以上も主力が抜ける非常事態に陥る。
 
 グラスゴーを本拠地とするスコットランドの全国紙『Daily Record』は、「カタールで開催されるアジア杯は来年1月12日から2月10日まで行なわれ、ダイゼン・マエダ、キョウゴ・フルハシ、レオ・ハタテの攻撃的コンビは、先週の代表メンバーに選ばれている。ユウキ・コバヤシも代表候補の一角だ」と紹介。セルティックの日本人トリオがアジア杯に招集される可能性が高いと予測しているようだ。

 続けて、「日本の報道によれば、日本代表は元旦にアジアカップ前の親善試合(タイ戦)を計画しているとのことだが、それは重要なレンジャーズとのダービー戦(現地12月30日)のわずか2日後に行なわれることになる」と記し、「クラブにとって死活問題だ」と懸念を示している。

 さらに、「韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督もまた、フープス(セルティックの愛称)のメンバーから、この大会のために重要なタレントを引き抜く可能性がある」と指摘。オ・ヒョンギュ、ヤン・ヒョンジュンらがメンバー候補に挙がっているという。

 もしアジア杯で古橋、旗手、前田だけでなく韓国人選手も招集されるならば、セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は少なくともリーグ戦3試合とカップ戦の2試合で、チームのレギュラー半分を欠くことになる。

 同メディアは最後に、プレミアリーグに在籍する遠藤航(リバプール)と冨安健洋(アーセナル)について、「所属クラブが日本サッカー協会にアジア杯に参加させぬよう要望書を提出するかもしれない」と報道。「フルハシ、マエダ、ハタテに対しても同様の免除を求める可能性がある」と見通しを立てている。

 いまや代表メンバーのほとんどが欧州組で占められている森保ジャパン。W杯の強豪国とも互角に渡り合えるだけの実力が付いてきたのと同時に、ピッチ外で起きつつある小さくない課題。アジアの覇権を懸けた大会では、いったいどんなメンバーで臨むのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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