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日本代表

「楽勝」「支配」日本代表のチュニジア戦勝利を各国メディア激賞! 久保建英には「レギュラー起用が当然」の見解も

THE DIGEST編集部

2023.10.19

チュニジア戦で1アシストをマークした久保。海外メディアにも鮮烈な印象を与えた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

チュニジア戦で1アシストをマークした久保。海外メディアにも鮮烈な印象を与えた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 10月17日に行なわれた国際親善試合のチュニジア代表戦において、日本代表は古橋亨梧と伊東純也のゴールで2-0の勝利を飾り、連勝を6に伸ばした。

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 このところ、内容の伴った4得点以上の大量得点勝利が5試合続いていた日本は、4日前に0-4で韓国に大敗してチームを再編成して臨んできたチュニジア相手の厚い守備の前になかなかゴールを奪えなかったが、43分に旗手怜央のパスが相手に当たって古橋に渡るという幸運もあって先制し、69分には久保建英の左サイド突破からのマイナスのクロスを伊東が確実にゴール右隅にダイレクトで突き刺して追加点を奪った。
 
 この試合の課題のひとつだった守備のクリーンシート達成は、最後に守勢に回ってポストを叩く決定的なヘッド弾に肝を冷やしたものの、シュートはこの1本に抑え、多くの時間ではハイプレスの効果もあって危なげなくチュニジアの攻撃をしのぐなど、守備面でも手応えを感じられる90分だったと言えよう。

 チュニジアのジャレル・アル・カドリ監督は、「日本の攻撃選手のスピードを止めることができなかった。個人技が素晴らしかったからだ。なんとかしたかったが、日本の攻撃が素晴らしかった。なかでも久保は、技術的な能力が高く、プレーが非常にクレバーだった」と、対戦相手を評している。

 そして同国のメディアでは、日刊紙『Assarih』が「日本が終始優勢な状況で、試合をコントロールして面白い展開を見せ続けた。より多くの得点機を創り出した彼らは、焦ったり、時折集中力を欠いたりすることがなければ、大量得点差で勝てたかもしれない」と報じ、自国代表については「一方的な対決の中でパフォーマンスは悪かった」と厳しく評した。

 ロンドンに拠点を置くアラブ専門メディア『New Arab』は、「『カルタゴの鷲』は守備面で幾つかの誤りがあり、それが2つの失点で明らかになった。日本代表によって容易に決められたゴールは、GKムエズ・ハッサンにとっては阻止が難しいものだった。また、守備から攻撃への移行が非常に遅かった」と自国代表の問題点を指摘するとともに、「日本はボール支配率(61%)で大きな優位性を示した」と、対戦相手にも言及している。

『Alchourouk』紙は、自国視点から「チュニジア代表が崩れ、カドリ監督は自国民を怒らせる」と綴り、スポーツメディアの『Alriadhiya』は「韓国と日本の試合でパフォーマンスが悪かったことを受け、チュニジア・サッカー連盟はカドリ監督を解任する準備をしている」として、後任候補として過去に複数回代表監督を務めてきたファウジ・ベンザルディの名前を挙げた。
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