現地時間12月17日に行なわれたプレミアリーグ第17節、ブライトンはアーセナルとのアウェーマッチでガブリエウ・ジェズス（53分）、カイ・ハバーツ（87分）にゴールを許して０-２の敗北を喫した。

　ボールポゼッションでは51％を記録するも、多くの決定機を創られて26本のシュートを浴びるなど押し込まれた「シーガルズ」。首位を争うチームの強さを味わうこととなった一戦で、三笘薫はフル出場。データ専門サイト『WhoScored.com』によれば、ボールタッチ34回、パス26本（成功24本）、キーパス１本、ドリブル３回（成功１回）、ボールロスト１回、ファウル２回というスタッツを記録している。

　前回の対戦（昨季第36節）では同じアウェーマッチで３-０の大勝を飾った相手に雪辱を許す中で、ブライトンに全く勝機がなかったわけではなく、クラブの公式サイトは「ロベルト・デ・ゼルビ監督のチームはチャンスを作るのに苦労したが、（82分に）三笘のカットバックをパスカル・グロスがサイドネット外側に外したプレーで同点に追いつくべきだったと感じたことだろう」と綴り、日本人選手が重要なプレーに絡んだことを伝えた。
  　一方、現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点でチーム２番目タイの「６」を与え、英国公共放送『BBC』ではチーム４番目の「6.01」、そして日刊紙『Daily Mail』は、攻撃陣ではチーム最高となる「6.5」という及第点以上の数字となっている。

『THE Sun』紙は、前述のグロスの決定機逸について「何というチャンス！　その瞬間、エミレーツ・スタジアムは時間が止まったようだった」と綴り、さらにこのプレーの10分前には「ブライトンが珍しく、美しいカウンターを繰り出し、ルイス・ダンクの見事なパスが左サイドの三笘へ。ウィンガーはペナルティーエリアに進入し、ベン・ホワイトにプレッシャーをかけられて倒れる。しかし、日本代表選手は少しばかり簡単に倒れたため、PKには見えなかった」と、別のチャンスを伝えた。