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38歳で最多得点の偉人ロナウドから勇気を示したエルモソまで… ポルトガル紙が「2023年に最も印象的だった10人」を選定!

THE DIGEST編集部

2023.12.29

”偉人”クリスチアーノ・ロナウドはサウジリーグで健在を示している。(C) Getty Images

 間もなく幕を閉じる2023年、サッカー界を彩った選手や関係者たちの中で最も印象的だった「10人」を、ポルトガルの日刊スポーツ紙『A BOLA』が選定している。

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 まずひとり目はベルナルド・シウバ。決して自国選手贔屓などではなく、プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズ・リーグ、クラブワールドカップと、主要タイトルを獲り尽くすという快挙を成し遂げたマンチェスター・シティの核のひとりである彼のセレクトは、至極妥当であると言えよう。

 同メディアは、バロンドールで2度目のトップ10入り(今回は9位)を果たしたMFについて、「ポルトガル・サッカー界の偉大なレジェンドとなった。ジョゼップ・グアルディオラ監督の絶賛の的であり、名将からは『指導した中で最も完成度が高く、クレバーな選手のひとり』と考えられている」と賛辞を贈っている。

 続いては、女子サッカーの世界的な名手であるジェニファー・エルモソ。現在はメキシコのパチューカでプレーするスペイン代表の点取り屋は今年、33歳にして母国をワールドカップで初優勝に導いたが、残念ながらその偉業よりも、表彰式の際に当時のスペイン・サッカー連盟会長であるルイス・ルビアレスに強引にキスされたことの方が世界中の話題になってしまった。

 これに対し、エルモソは「女性の尊厳を傷つける行為に断固として非難の意を表する」と告発。同メディアは、「ルビアレスの行為は選手の同意なく行なわれた、選手のプライバシーを侵害するものである。それに対して行動を起こした勇気から、得る者も2023年の重要な人物のひとりに挙げられる」と綴っている。

 3人目は再びポルトガル人だが、こちらは監督のアベル・フェレイラ。2020年にブラジルのパルメイラスを率いてから、これまでにリベルタドーレス・カップ連覇やレコパ・スダメリカーナ優勝などを果たした元DFの45歳は今年、「また新たな黄金の1年を過ごした」(同メディア)。

 彼の到着以来、パルメイラスは9つのトロフィーを獲得。そのうちの3つは今年のもので、1月28日にスーペルコパ・ド・ブラジルを制すると、4月9日にはサンパウロ州選手権を連覇、さらに12月6日にはブラジル全国選手権でも2年連続でタイトルを手にした。また勝利だけでなく、新たなスター選手をも生み出しており、17歳のFWエンドリッキは、2024年からレアル・マドリーでプレーすることになっている。
 
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