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海外サッカー

EURO2020の予選プレーオフを展望!過酷なサバイバルを勝ち抜くのは?

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020.01.07

出場国は18年のUEFAネーションズ・リーグの成績を基に選出。16か国が4グループに分かれ、各組1位のみが本大会の出場権を得る。(C)Getty Images

出場国は18年のUEFAネーションズ・リーグの成績を基に選出。16か国が4グループに分かれ、各組1位のみが本大会の出場権を得る。(C)Getty Images

 残り4枠となったEURO2020の出場権を争うプレーオフが3月に開催される。UEFAネーションズ・リーグの成績を基に選出された16か国が4グループに分かれ、1位のみが突破できる過酷なサバイバル。最後に生き残るのは――。

■グループA|本命アイスランドは準決勝がヤマ
3月26日/準決勝 アイスランド×ルーマニア、ブルガリア×ハンガリー
3月31日/決勝  準決勝の勝者

 前回大会でベスト8に入る奇跡を起こしたアイスランドが本命だ。ロシアW杯も経験し、チームはさらに成熟した。大黒柱のシグルドソンやビャルナソンも健在で、CSKAモスクワで研鑽を積む20歳のA・シグルドソンは、得点力のある攻撃的なMF。すでに現代表でも存在感を発揮している。

 彼らにとって最大の山場は準決勝。19年6月のU-21欧州選手権でベスト4進出に貢献したハジやプスカシュら若手の台頭がめざましいルーマニアを撃破できれば、2大会連続2回目の本大会出場が見えてくる。

■グループB|経験の差でボスニアが優位に立つ
3月26日/準決勝 ボスニア・ヘルツェゴビナ×北アイルランド、スロバキア×アイルランド
3月31日/決勝  準決勝の勝者

 ハムシク、シュクリニアルと攻守にタレントを揃えるスロバキア、予選で格上オランダと引き分けた北アイルランド、予選8試合で5失点と堅守を誇るアイルランドと多士済々だが、それでもB組の本命には、ボスニア・ヘルツェゴビナを推したい。準決勝で対戦する北アイルランドとは過去2戦2勝と相性が良く、ゼコやピャニッチといった主力が2大会連続でプレーオフを経験している点も大きい。膠着した試合展開の中ではセットプレーの価値が高くなるだけに、名手ピャニッチの存在は大きな武器になりそうだ。
 
■グループC|母国を本大会に導くタレントは?
3月26日/準決勝 スコットランド×イスラエル、ノルウェー×セルビア
3月31日/決勝  準決勝の勝者

 もっとも勝ち抜け予想が難しいのが、このグループCだ。スコットランドにはリバプール不動の左SBロバートソン、イスラエルにはELでゴールを量産するセビージャ所属のダブール、セルビアにはアヤックスで10番を背負うタディッチと、いずれの国も好タレントを擁しており、ノルウェーにも今シーズンのCLで「デビューから5試合連続ゴール」の記録を打ち立てたレッドブル・ザルツブルクのエース、ハーランドが存在する。この中で祖国を本大会に導くのはだれか。総合力ではセルビアだが、はたして――。

■グループD|コソボと北マケドニアの潰し合い
3月26日/準決勝 ジョージア×ベラルーシ、北マケドニア×コソボ
3月31日/決勝  準決勝の勝者

 どこが勝ち抜いてもメジャートーナメント初出場となるグループD。実力的にはコソボ対北マケドニアの準決勝が、事実上の決勝と言っていいだろう。

 2015年にUEFA加盟が認められたコソボは、今予選で強豪チェコを破り、イングランド相手にも3ゴールを叩き込んだ実力国。ブレーメンで売り出し中のラシツァや予選4ゴールのムリキなど、とくに攻撃陣が充実している。

 タレント力では北マケドニアも負けていない。エルマスやバルディなど4大リーグで活躍する選手を複数抱え、36歳の重鎮パンデフも健在だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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