アジアの覇権を懸けた戦いが、まもなく火蓋を切る。
1月13日(日本時間)にカタールで開催されるサッカーのAFCアジアカップ。史上最多5度目の優勝を狙う日本代表はグループDに入り、初戦(14日)で元日本代表監督のフィリップ・トルシエが率いるベトナムと激突。第2戦(19日)は難敵イラク、第3戦(24日)はインドネシアと戦い、まずはグループ上位2チームと3位の成績上位チームが進出する決勝トーナメントを目指す。
開幕を直前に控えた開催国・カタールでは大会の注目度が熱を帯びてきているようで、地元の日刊紙『Al Jazeera』はアジアカップの優勝候補トップ5を紹介。その中で同紙は、断トツの優勝候補に日本代表を挙げているのだ。
日本代表の紹介記事を見ると、「2019年の決勝でカタールに敗れた日本は、今回アジアカップのトロフィーを掲げる最有力候補である」と断言。アジアカップに参加するチームの中で、FIFAランク最高位(17位)に位置する日本について「チームの戦力は非常に強力」と記し、他国が羨むような高い総合的を持っていると言及している。
例えば、チームをまとめる主将のMF遠藤航については「日本の中盤の中核を担う安定した選手であり、実績も十分ある」と評価。プレミアリーグの強豪リバプールでレギュラーを張るボランチに注目した。
スペインリーグや欧州チャンピオンズリーグで無双の活躍を見せるFW久保建英(レアル・ソシエダ)については「日本だけでなく、大会そのものに火をつける可能性がある」と記し、今大会の主役候補のひとりだと強調。「幼少期からバルセロナやレアル・マドリーに求愛されてきた若きプレーヤーにとって、最高の瞬間になるかもしれない。カタールでクボのポテンシャルが発揮されれば、夏には世界中のトップクラブが彼の獲得に乗り出すだろう」と期待を寄せている。
一方で、イタリア・セリエAのラツィオに所属するMF鎌田大地をメンバーから外した森保一監督の決断には驚きを隠せないようで、「この決定は物議を醸している」と指摘。その理由は、怪我を抱えるエース・三笘薫の選出だと付け加えている。
同メディアは「昨年12月に足首を負傷し、所属クラブのブライトンから6週間の離脱を命じられたカオル・ミトマの選出は、モリヤス監督にとっては大きな賭けである。彼が万全の体調に戻れず、トップフォームにならなければ、裏目に出る可能性が十分ある」と説明。三笘のパフォーマンスが大きなカギを握っているとし、日本代表の小さくない不安要素だと分析している。
2番手には日本の最大のライバルである韓国を挙げており、以降はサウジアラビア、カタール、イランと中東勢が続いている。
2011年大会以来、優勝から遠ざかっている日本代表。13年ぶりのアジア王座奪還へ、負けられない戦いがまもなく始まる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】13年前、日本が最後にアジア杯を優勝した瞬間をプレイバック
1月13日(日本時間)にカタールで開催されるサッカーのAFCアジアカップ。史上最多5度目の優勝を狙う日本代表はグループDに入り、初戦(14日)で元日本代表監督のフィリップ・トルシエが率いるベトナムと激突。第2戦(19日)は難敵イラク、第3戦(24日)はインドネシアと戦い、まずはグループ上位2チームと3位の成績上位チームが進出する決勝トーナメントを目指す。
開幕を直前に控えた開催国・カタールでは大会の注目度が熱を帯びてきているようで、地元の日刊紙『Al Jazeera』はアジアカップの優勝候補トップ5を紹介。その中で同紙は、断トツの優勝候補に日本代表を挙げているのだ。
日本代表の紹介記事を見ると、「2019年の決勝でカタールに敗れた日本は、今回アジアカップのトロフィーを掲げる最有力候補である」と断言。アジアカップに参加するチームの中で、FIFAランク最高位(17位)に位置する日本について「チームの戦力は非常に強力」と記し、他国が羨むような高い総合的を持っていると言及している。
例えば、チームをまとめる主将のMF遠藤航については「日本の中盤の中核を担う安定した選手であり、実績も十分ある」と評価。プレミアリーグの強豪リバプールでレギュラーを張るボランチに注目した。
スペインリーグや欧州チャンピオンズリーグで無双の活躍を見せるFW久保建英(レアル・ソシエダ)については「日本だけでなく、大会そのものに火をつける可能性がある」と記し、今大会の主役候補のひとりだと強調。「幼少期からバルセロナやレアル・マドリーに求愛されてきた若きプレーヤーにとって、最高の瞬間になるかもしれない。カタールでクボのポテンシャルが発揮されれば、夏には世界中のトップクラブが彼の獲得に乗り出すだろう」と期待を寄せている。
一方で、イタリア・セリエAのラツィオに所属するMF鎌田大地をメンバーから外した森保一監督の決断には驚きを隠せないようで、「この決定は物議を醸している」と指摘。その理由は、怪我を抱えるエース・三笘薫の選出だと付け加えている。
同メディアは「昨年12月に足首を負傷し、所属クラブのブライトンから6週間の離脱を命じられたカオル・ミトマの選出は、モリヤス監督にとっては大きな賭けである。彼が万全の体調に戻れず、トップフォームにならなければ、裏目に出る可能性が十分ある」と説明。三笘のパフォーマンスが大きなカギを握っているとし、日本代表の小さくない不安要素だと分析している。
2番手には日本の最大のライバルである韓国を挙げており、以降はサウジアラビア、カタール、イランと中東勢が続いている。
2011年大会以来、優勝から遠ざかっている日本代表。13年ぶりのアジア王座奪還へ、負けられない戦いがまもなく始まる。
構成●THE DIGEST編集部
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