専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
日本代表

三笘薫の負傷を抱えての日本代表招集には理解を示すブライトン専門メディアだが…チーム復帰の時期には懸念も【アジア杯】

THE DIGEST編集部

2024.01.17

まだ足首の怪我が完全には癒えていない三笘。(C)Getty Images

まだ足首の怪我が完全には癒えていない三笘。(C)Getty Images

 プレミアリーグ第18節のクリスタル・パレス戦で負った左足首の負傷が癒えないまま、アジアカップを戦う日本代表に合流したブライトンの三笘薫。しばらく別メニュー調整が続き、1月16日にようやく全体練習の一部メニューに加わったが、まだ痛みは残っているとのことであり、グループリーグ第2戦のイラク戦には間に合わないようだ。

 このような状態での招集に、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は以前、「メディカルスタッフから、三笘は復帰までに4~5週間はかかると聞かされていたので、代表招集には驚いている。彼がアジアカップでプレーするのは難しいと思っていた」と本音を明かすも、「もしプレーできるのであれば、非常に嬉しいことであり、誇りに思う」とも語っていた。

 比較的重い怪我を負ってしまった三笘を所属クラブで回復に専念させなかった森保一監督の決断に対しては、イタリア人指揮官だけでなく、多くの人々が疑問を抱いたようだが、ブライトンのクラブ専門サイト『WE ARE BRIGHTON.COM』は、今回の招集は十分に理解できるものだとの見解を示している。
 
 三笘、そして彼同様に負傷した状態でアフリカネーションズ・カップのためにコートジボワール代表に合流したシモン・アディングラの2選手の動きに関して、同メディアは「復帰までのスケジュールを考えると、彼らは2月の頭にはコンディションを整えることができる。計画通りにいけば、それぞれの大会の後半戦で仕事を果たせる可能性がある。大陸王者のチャンスがある中、両国の代表チームはリスクを冒す価値があると判断したのだ」と綴った。

 また、「誰が、日本とコートジボワールの決断を責められるだろうか? もし、EURO2024の直前にハリー・ケインやジュード・ベリンガムが怪我をした場合、たとえ復帰が準々決勝以降になるとしてもイングランド代表は彼らをチームに加える賭けに出るだろう」とも指摘。EURO2024と違って、アジアカップやアフリカネーションズ・カップはシーズン中の開催であることが大きなネックとなっているが、それでも三笘らの離脱の正当性を主張している。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号