アジアカップは１月26日までにグループステージが終了。ベスト16が出揃い、28日からはノックアウトステージの戦いが始まる。D組２位の日本は、31日にE組を首位通過したバーレーンと対戦。大激戦となったE組の最終戦では、マレーシア相手に終盤リードした韓国が勝利を収めラウンド・オブ16での日韓戦が実現するかに思われたが、なんとアディショナルタイム90＋15分に同点弾を許し、まさかのドロー決着に。前節まで３位だったバーレーンがヨルダンを１-０で下し、大逆転で１位通過するという結末となった。

【メンバー画像】アジアカップに臨む日本代表26名を一挙紹介！ 　この結果に疑惑の目を向けているのが中国メディアだ。ポータルサイト『捜狐』には、韓国対マレーシアの激闘の末のドローゲームを“八百長”と報じる記事が多数上がり、その多くは、「日韓戦を回避するために、韓国代表は終了間際にわざと失点を許した」「本当に恥ずかしいことだ」などと捉えているのだ。試合前の時点で、E組を１位通過したチームが日本との対戦が決まっていただけに、これを避けるためにゲームをコントロールしていたという見解だが、試合内容を見ても３-３のスコアで韓国が試合をコントロールできていたとは言い難い。

　こうした記事に対しては、すでに自国代表が敗退した中国のサッカーファンから非難の声が多数出ている。「なぜ我々が韓国を責められる。力があれば、なんでもできるのだ」「よく他人に対して意見を言う勇気があるな」「中国代表には何かを選ぶ資格すらなかっただろ」「韓国がどのようにプレーするか、中国には関係ない」「我々の代表チームはアジアカップを回避してるじゃないか」「３試合未勝利、無得点のほうが恥ずかしいのでは？」などとコメントが寄せられている。

　中国代表は３試合で２分１敗、０得点・１失点、A組３位でグループステージ敗退となっている。国内ファンのストレスは、他国の動向より自国代表の方へ向けられているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】なんという展開… マレーシアが90＋15分に奪った同点弾！